糸リフトは何歳から?20代・30代・40代・50代の目的の違いと、始めどきの考え方を医師が解説

「まだ20代なんですけど、糸リフトは早いですか。ネットには『20代は意味ない』と書いてあって」
「30代になってから、夕方の顔が疲れて見えるんです。糸を考える年齢なのでしょうか」
「もう50代です。いまから糸リフトを受けても、遅くないですか」
糸リフトのご相談では、年齢についての質問をとてもよくいただきます。早すぎるのではないか。遅すぎるのではないか。向きは反対でも、根っこにあるのは同じ不安です。「自分の年齢で受けて、意味があるのか」。
先に結論をお伝えします。糸リフトに「何歳から」という決まった線はありません。年齢の数字より、「いまの顔の状態」と「何を目的にするか」で決めるものです。一般的な傾向としては、20〜30代はたるみの予防やフェイスラインを整える目的、40〜50代は下がった位置を戻す目的が中心になりやすい。そして、たるみが重い方は、糸よりも切るフェイスリフトのほうが向くことがあります(当院では切るフェイスリフトは行っていません)。
ここからは、アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)の医師が、年代ごとの目的の違い、「20代はまだ早い?」への答え、何歳まで受けられるのか、続ける場合の間隔を順にお話しします。なお、当院の糸リフト「アルモナリフト」で使う糸は、国内では未承認の医療機器です(詳しくは記事の最後に記載しています)。
- 糸リフトは何歳から?年齢より「状態と目的」で決める理由
- 顔がたるむ仕組みと、年代で変わりやすいところ
- 20代・30代・40代・50代以上、それぞれの目的と考え方
- 糸リフトは何歳まで?たるみの程度で選ぶ流れ
- 「20代は早い・意味ない」は本当か。予防についての院長の考えと、研究でわかっている範囲
- 続ける場合の間隔、一緒に検討されやすい施術、当院の料金
糸リフトは何歳から?年齢より「いまの状態と目的」で決める
糸リフトは、返し(コグ:バラの棘のような小さな突起)のついた溶ける糸を皮下脂肪層に入れて、下がった組織を物理的に引き上げる施術です。詳しい仕組みや糸の種類は糸リフトとはの記事に譲り、ここでは「年齢」の話に絞ります。
同じ35歳でも、顔の状態は人によってまったく違います。頬の位置がすでに下がりはじめている方もいれば、たるみがほとんど見当たらない方もいる。骨格、脂肪のつき方、肌の厚み、体重の変化。こうした条件が一人ひとり違うので、年齢だけで「受ける・受けない」を区切ることができません。
そこで、年齢のかわりに見ていただきたいのが次の2つです。
- いまの顔の状態:頬やフェイスラインの位置は下がっているか。下がっているなら、どのくらいか
- 目的:下がった位置を戻したいのか。フェイスラインを整えたいのか。これから先のたるみに備えたいのか
この2つがはっきりすると、「自分の年齢で受ける意味があるか」は自然に答えが出ます。年代ごとの傾向はたしかにありますが、それは目安の地図のようなもの。地図で大まかな位置を知り、最後は診察で確かめる。この順番で考えると迷いにくくなります。
医師としての判断を1つ。カウンセリングで年齢を先におっしゃる方には、「何歳か」より先に「鏡を見て、どこがいちばん気になりますか」とうかがうようにしています。気になる場所と、その原因が糸で動かせるものかどうか。年齢は、その判断の参考情報の1つにすぎません。
アルモナクリニック(東京都 市ヶ谷)は「切らない美容医療」の専門院です。
・元に戻せないのは不安・・・
・ダウンタイムが怖い・・・
・周りにバレたくない・・・
など、メスを使った施術に不安感があり、もっと気軽に美容医療を試したい方に多く選ばれております。症例豊富な医師が、無料カウンセリングから当日の施術まで担当し、あなたのご不安やお悩みを丁寧にお伺いいたします。
顔がたるむ仕組みと、年代で変わりやすいところ
年代の話に入る前に、顔がたるむ仕組みを短く整理します。一般に、たるみは1つの原因ではなく、皮膚・脂肪・支え・骨という4つの層の変化が重なって起こるとされています。
| 変化するところ | 起こること(一般論) | 糸リフトとの関係 |
|---|---|---|
| 皮膚のハリ | コラーゲンなどが減り、肌の弾力が落ちてくる | 引き上げが主な役割。糸の周りでコラーゲンが増えることによる美肌効果も期待できる |
| 脂肪の位置 | 頬の脂肪が下がり、口の横やフェイスラインにたまる | 糸リフトがもっとも得意なところ。下がった位置を戻す |
| 支えのゆるみ | 皮膚や脂肪を骨につなぎとめている支えがゆるむ | 糸が支えを補う形になる。ゆるみが大きいほど、糸だけでは足りなくなる |
| 骨のやせ | 土台である骨が少しずつやせ、上に乗る組織が余る | 糸では変えられない。ボリュームを補う施術が候補になることがある |
4つは同時に進むわけではありません。一般には、若いうちは皮膚のハリの変化が先に出て、年齢を重ねるにつれて脂肪の位置や支えのゆるみが加わり、さらに骨の変化が重なってくる、と説明されることが多いようです。もちろん順番にも速さにも個人差があります。
ここで大事なのは、糸リフトが働きかけるのは、主に「脂肪の位置」と「支えのゆるみ」だという点です。下がったものを上へ戻す。これが糸の本業。骨格そのものや、皮膚に深く刻まれたしわ、頬のこけは、糸では変わりにくい部分にあたります。
つまり「何歳か」という問いは、「4つのうち、いまどれがどのくらい変化しているか」という問いに置きかえられます。年代別の話は、この置きかえを助けるためのものです。
医師としての考えを1つ。診察では、正面だけでなく斜めや横からもお顔を拝見します。フェイスラインのもたつきは、正面より斜めのほうがわかりやすいからです。ご自宅で確かめるなら、スマートフォンで斜め45度の写真を撮ってみてください。鏡で見慣れた正面の顔とは、違う情報が見えてきます。
20代・30代・40代・50代以上|年代別の目的と考え方
ここからは年代別の一般的な傾向です。当院の年代別の実績をまとめたものではなく、あくまで一般論としてお読みください。同じ年代でも当てはまらない方は大勢います。

| 年代 | よくある悩み(一般論) | 糸リフトの主な目的 | 変わりにくい部分 |
|---|---|---|---|
| 20代 | フェイスラインをすっきり見せたい。将来のたるみが心配 | フェイスラインを整える・予防 | 骨格、エラの筋肉の張り、脂肪の量そのもの |
| 30代 | 夕方に疲れて見える。頬の位置が少し下がった気がする | 軽い下がりを戻す・予防 | 線に沿って刻まれた溝、肌全体のゆるみ |
| 40代 | ほうれい線、口の横のもたつき、フェイスラインのぼやけ | 下がった位置を戻す | 深く刻まれた溝、肌のハリの低下そのもの |
| 50代以上 | マリオネットライン、あご下・首のゆるみ | 下がった位置を戻す(範囲が広くなりやすい) | 皮膚の余りが大きい重いたるみ、骨のやせによる変化 |
本数についても先にお伝えしておきます。当院の本数の目安は、年代別には決めていません。最低でも左右3本ずつから、左右3〜6本ずつが一般的。何歳であっても、引き上げたい部位とたるみの程度を見て、診察で医師が決めます。「20代だから少なく」「50代だから多く」と機械的に決まるものではありません。部位ごとの目安は糸リフトの効果の持続と本数の記事にまとめました。
20代:整える目的と、予防という考え方
20代は、一般にたるみそのものは少ない年代です。ご相談の中心は「フェイスラインをもう少しシャープに見せたい」「将来たるむのが心配」といった内容になりやすい。
糸リフトで変わりやすいのは、頬の下のほうやフェイスラインに乗っている、軽いもたつきです。位置を少し上へ寄せることで、輪郭がすっきり見えることが期待できます。一方で、骨格の形や、エラの筋肉の張りは糸では変わりません。輪郭の広さの原因が筋肉であれば、エラボトックスのほうが目的に合います。あごの形を整えたい方には、あごのヒアルロン酸が候補になることも。
「20代で受ける意味があるのか」については、あとの章で院長の考えと研究の範囲を分けてお話しします。
30代:変化に気づきはじめる年代
30代は、一般に「以前と何か違う」と感じはじめる方が増える年代とされます。朝はよくても夕方に疲れて見える。写真に写った自分の頬が、少し下がって見える。ほうれい線が前より気になる。
下がりが軽いうちは、糸で位置を戻したときの変化が自然な範囲に収まりやすい、という面があります。変わりやすいのは頬の位置とフェイスライン。変わりにくいのは、線に沿って刻まれた溝や、肌全体のゆるみです。溝にはヒアルロン酸、肌の引きしめにはサーマジェンと、原因によって合う施術が分かれます。ほうれい線の見分け方は糸リフトとほうれい線の記事をご覧ください。
40代:下がった位置を戻す目的が中心に
40代になると、一般に脂肪の位置の下がりと支えのゆるみがはっきりしてくるとされます。ほうれい線の上に頬がかぶさる。口の横にふくらみがたまる。フェイスラインがぼやける。どれも「下がったもの」が原因なので、糸リフトの引き上げと相性がよい悩みです。
ただ、この年代は位置の下がりに加えて、肌のハリの低下や溝も重なりやすい。糸だけですべてを解決しようとせず、溝が残る部分にはほうれい線のヒアルロン酸、肌のゆるみにはサーマジェンを組み合わせる、という考え方が現実的です。
50代・60代以上:たるみの程度を見きわめる
50代・60代以上では、一般にマリオネットラインやあご下・首のゆるみが気になりはじめ、引き上げたい範囲が広くなる傾向があります。糸リフトで変化を感じやすい方は多い一方、たるみの程度による差も大きくなる年代です。
皮膚の余りが大きく、たるみが重い場合は、糸で支えられる範囲を超えていることがあります。その場合は、切るフェイスリフトのほうが向く。これは隠さずお伝えしています。サーマジェンとの併用で肌の引きしめを足す方法もあり、こちらは院長がおすすめしている組み合わせです。
医師としての判断を1つ。年代別の表は便利ですが、診察で表のとおりに当てはめることはしていません。40代でもたるみがごく軽い方はいますし、30代で頬の下がりがはっきりしている方もいます。表はご自分の位置を知るための目安。決めるのは、目の前のお顔の状態です。
糸リフトは何歳まで?たるみの程度で選ぶ
「何歳から」と同じくらい多いのが、「何歳まで受けられますか」というご質問です。こちらも答えの形は同じ。年齢の上限で決めるというより、たるみの程度と皮膚の状態で判断します。
考え方の流れを図にまとめました。

- たるみが軽い〜中くらい:糸リフトが候補。左右3本ずつから、部位に応じて本数を決める
- 位置の下がりに加えて、肌のゆるみも気になる:糸リフトとサーマジェンの併用を検討(院長のおすすめ)
- たるみが重い:切るフェイスリフトのほうが向くことがある(当院では行っていません)
糸リフトは「下がった組織を糸で支える」施術なので、支える対象が大きく重くなるほど、糸にかかる負担も増えます。皮膚の余りが大きい場合、位置を戻しても余った皮膚そのものは残る。ここが糸の限界です。切るフェイスリフトは余った皮膚を取りのぞける点で、役割が違います。
一方、肌そのもののゆるみが気になる方には、熱で肌を引きしめるサーマジェンを組み合わせる方法があります。糸が「位置」を、サーマジェンが「肌の引きしめ」を受け持つ形です。当院では、サーマジェンを先に受けた場合はすぐに糸リフトへ進めますが、糸リフトを先に受けた場合は1か月以上あけてからサーマジェンを行います。2つの違いは糸リフトとハイフ・サーマジェンの違いで詳しく説明しました。
もう1つ、年齢とともに確認が増えるのが、持病や服用中のお薬です。血液をさらさらにする薬(抗凝固薬)やステロイドなどを服用中の方、重い病気のある方は、医師の判断で施術を見合わせることがあります。服用中のお薬がある方は、カウンセリングで医師にお伝えください。
医師としての判断を1つ。たるみが重い方に、本数を増やして無理に対応することはおすすめしていません。糸で届く範囲を超えていると診察でわかったら、「当院の治療では足りないかもしれません」とそのままお伝えします。受けたあとに「思ったほど変わらなかった」と感じさせないことも、医師の役目だと考えています。
「糸リフトは20代だとまだ早い?意味ない?」への答え
「糸リフト 20代 早い」「糸リフト 20代 意味ない」。検索すると、こうした言葉が並びます。たるみが少ない年代なので、「引き上げるものがないのに受けても仕方がない」という意見があるのは自然なことです。
ここは、院長の考えと、研究で確かめられている範囲を分けてお伝えします。
院長の考え:糸リフトは引き上げだけの施術ではない
院長は、糸リフトを「引き上げるだけの施術」とは考えていません。引き上げに加えて、たるみの予防と、肌のハリ・ツヤにもつながる。そして、定期的に続けることがアンチエイジングになる。これが院長の考えです。
理由は糸の周りで起こる変化にあります。糸を入れると、その周りでコラーゲンやエラスチンが増える。糸が溶けたあとも、糸の通り道にコラーゲンでできた新しい支えが残る。この支えが、たるみの予防につながると院長は考えています。
当院の同意書でも、糸リフトの効果を3つに分けてご説明しています。

- リフトアップ効果:半年〜1年程度
- 美肌効果(糸の周りでコラーゲンが増える):1年程度
- たるみ予防効果:1年半〜2年半程度
いずれも期待できる効果の目安で、感じ方や持続には個人差があります。
研究でわかっていること・まだわかっていないこと
では、研究ではどこまで確かめられているのか。正直に線を引いておきます。
糸の周りでコラーゲンが増えることは、人の皮膚を調べた研究で報告されています。溶ける糸を入れた人の皮膚を調べた研究(Goldberg 2020)では、90日でコラーゲンの沈着がみられ、180日・270日の時点で治療前より有意に増えていました。組織を採って調べたのは17人。当院の糸とは素材が異なる糸での研究ですが、「糸の周りでコラーゲンが増える」という仕組みそのものは、人で確かめられているわけです。動物実験でも、同じ方向の結果が複数報告されています。
一方で、「若いうちから糸リフトを受けると、将来のたるみが実際に減る」ことを人で直接確かめた研究は、当院が調べた範囲では見つかっていません。何年も追いかけて比べる研究が必要になるため、確かめること自体が難しいテーマでもあります。
整理するとこうなります。仕組みは研究で確かめられている。その仕組みから、院長は予防につながると考えている。ただし、予防の効果そのものを人で証明した研究はまだない。当院は、この3つを混ぜずにお伝えするようにしています。
20代で糸リフトが向いている方・ほかの方法も合わせて考えたい方
以上をふまえると、「20代は意味ない」と一括りにするのは正確ではありません。院長は、たるみを自覚する前の年代から始めることをおすすめしています。
- 向いている方:将来のたるみに備えたい。フェイスラインや頬の下に軽いもたつきがあり、輪郭を整えたい。体重の変化などで、頬の位置が以前より下がったと感じる
- ほかの方法も合わせて考えたい方:気になっているのが骨格やエラの張り、線に沿った溝など、糸だけでは変わりにくい部分である
医師としての判断を1つ。院長は、たるみを自覚していない段階でも、糸リフトは受けておいたほうがよいと考えています。たるみは、鏡で気づく前から少しずつ進んでいるもの。下がりきってから戻すより、下がる前に支えをつくっておくほうが理にかなっている、というのがその理由です。予防の効果を人で直接確かめた研究はまだ見つかっていないため、これは仕組みと日々の診療での実感にもとづく考えとしてお伝えしています。引き上げる対象が少ない方は直後の変化が控えめになることも、診察でそのままお話しします。
続ける場合の間隔と、一緒に検討されやすい施術
糸リフトは、一度受けたら終わりという施術ではありません。糸は時間をかけて溶けていき、引き上げの効果もゆるやかに落ち着いていきます。続ける場合の目安は次のとおりです。
- 次の施術の目安:1〜2年ごと
- 同じ部位:3か月以上あける(3か月未満の場合、当院では行いません)
「一度始めたら、ずっと続けないといけないのでは」と心配される方もいます。そうではありません。糸が溶ければ元の状態に近づいていくことはありますが、やめたからといって「受ける前より悪くなる」ことを示した研究は、当院が調べた範囲では見つかっていません。続けるかどうかは、そのときの状態とご希望で決めれば大丈夫です。糸が溶けたあとの経過は効果の持続の記事で詳しくお話ししています。
糸リフトと一緒に検討されやすい施術も整理しておきます。年代で決まるものではなく、原因に合わせて選ぶものです。
| 施術 | 働き | こんな悩みに | 糸リフトとの順番(当院) |
|---|---|---|---|
| エラボトックス | エラの筋肉の張りをやわらげる | 筋肉の張りで輪郭が広く見える | 診察で医師が決める |
| あごのヒアルロン酸 | あごの形を整える | あごが小さく、フェイスラインがぼやける | 同じ日に受けられる |
| ほうれい線のヒアルロン酸 | 溝を内側から持ち上げる | 頬を引いても線が残る | 同じ日に受けられる |
| サーマジェン | 熱で肌を引きしめる | 肌全体のゆるみ、ハリの低下 | サーマジェンが先ならすぐ可。糸が先なら1か月以上あける |
医師としての考えを1つ。組み合わせは、多いほどよいわけではありません。はじめての方には、まず糸リフトだけを受けて変化を確かめ、残った悩みに合わせて次を考える進め方をおすすめすることがあります。1つずつ確かめたほうが、ご自分に何が必要だったのかがわかりやすい。次回以降の判断もしやすくなります。
当院の糸リフト(アルモナリフト)|料金・麻酔・本数
当院の糸リフト「アルモナリフト」の内容をまとめます。公的医療保険が使えない自由診療です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | 1本 30,000円(モニター価格 1本25,000円) |
| 費用の例 | 左右3本ずつ(計6本)180,000円(モニター150,000円)/左右6本ずつ(計12本)360,000円(モニター300,000円) |
| 本数の目安 | 最低でも左右3本ずつから。左右3〜6本ずつが一般的。年代別ではなく、部位とたるみの程度で診察時に医師が決める |
| 麻酔 | 笑気麻酔と局所麻酔の併用が基本。麻酔代は無料 |
| 所要時間 | 約20分 |
| 担当医 | 院長・梅木医師・山本医師。カウンセリングも医師が行う |
| 術後 | 気になることはLINEで相談できる |
糸は、もみあげの後ろあたりから入れるので、傷は目立ちにくい位置になります。痛みについては、麻酔のしかた、糸の入れ方、針の選び方を工夫して抑えています。はじめての方がいちばん心配されるところなので、遠慮なくおたずねください。デザインの段階で左右差も確認します。
院長は、昔の糸リフトにあった「痛い・腫れる・不自然」というイメージは変わってきたと話しています。とはいえ、腫れや痛みがまったく出ない施術ではありません。経過の目安は次の章と、ダウンタイムの記事でご確認ください。
医師としての判断を1つ。当院では、使っている糸が国内で未承認の医療機器であることを、この記事のように隠さず書くようにしています。都合のよい話だけを聞いて決めるより、知ったうえで選んでいただくほうが、受けたあとの納得につながる。そう考えているからです。年齢のことも、効果の限界も、同じ姿勢でお話しします。
アルモナクリニックの糸リフト症例写真
当院で糸リフト(アルモナリフト)を受けた方の症例です。施術の内容・料金・主なリスクは、それぞれの写真の下にも記載しています。
症例1|ほうれい線・フェイスライン(術後1か月)

施術名:アルモナリフト(糸リフト)+ヒアルロン酸/写真:上が術前、下が術後1か月(メイク有)/施術の説明:医療用の溶ける糸でたるみを改善するリフトアップ治療です。/副作用(リスク):痛み・内出血・腫れ・アレルギー・感染・異物感・ひきつれ・凸凹等/価格:[極細針・麻酔・処方薬すべて込み]1本25,000円〜30,000円(税込)
症例2|頬のたるみ・ほうれい線(術後1か月)

施術名:アルモナリフト(糸リフト)+ヒアルロン酸2本/写真:上が術前、下が術後1か月/施術の説明:医療用の溶ける糸でたるみを改善するリフトアップ治療です。/副作用(リスク):痛み・内出血・腫れ・アレルギー・感染・異物感・ひきつれ・凸凹等/価格:[極細針・麻酔・処方薬すべて込み]1本25,000円〜30,000円(税込)
症例3|ほうれい線(糸リフトとヒアルロン酸のセット・術後1か月)

施術名:ほうれい線強力改善セット(アルモナリフト・ヒアルロン酸)/写真:上が施術前、下が施術後1か月/施術の説明:医療用の溶ける糸とヒアルロン酸を使用して、ほうれい線を薄くする治療です。/副作用(リスク):痛み・腫れ・内出血・違和感・感染・アレルギー・血管塞栓等/価格:[極細針・麻酔・技術料すべて込み]168,000円〜198,000円(税込)
ほかの症例は糸リフト(アルモナリフト)の症例写真のページにまとめています。
※いずれも公的医療保険が使えない自由診療です。効果や経過には個人差があります。必要な本数や組み合わせは、診察で医師がご提案します。
どの年代でも知っておきたいリスク・副作用
ダウンタイムや副作用は、年代にかかわらず共通です。要点をまとめます。
- 腫れ・内出血:2〜7日ほど。メイクやマスクで隠せる程度のことが多い
- 痛み:1週間ほど。ピークは術後3日ごろ
- ひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄り:1か月ほどでなじんでいく
- まれに起こること:凸凹感、左右差、血腫、感染、アレルギー
- とてもまれに起こること:耳下腺損傷、神経損傷、血流障害
糸リフトの合併症をまとめた研究(Pham 2021。59の論文・14,222人)では、重い合併症はまれで、ほとんどは一時的で自然におさまると報告されています。さまざまな糸を対象にしたまとめで、当院の糸そのものを調べた研究ではありませんが、全体の傾向として参考になります。強い痛みが続く、内出血がひどいといったときは、様子を見ずにすぐご連絡ください。診察で対応を判断します。効果や経過には個人差があります。
術後は、洗顔・クレンジング・メイクは当日から、シャンプーは翌日以降。1週間は激しい運動・長時間の入浴・サウナ・過度の飲酒を控えていただきます。パーマ・染髪・歯科治療・顔のレーザーは1か月、強めのフェイスマッサージは2か月お控えください。
局所に感染がある方、ケロイド体質の方、同じ部位への施術から3か月たっていない方、抗凝固薬・ステロイド・精神系のお薬を服用中の方、重い病気のある方、妊娠中・授乳中・妊娠を予定している方は、受けられないか、医師の判断で中止することがあります。
医師としての考えを1つ。仕事や学校、子どもの行事、歯科治療。年代によって、外せない予定の種類は変わります。痛みのピークである術後3日ごろと、歯科治療を控える1か月。この2つを先にカレンダーへ書きこんでから日程を決めると、あわてずに済みます。
糸リフトと年齢についてよくある質問
- 糸リフトは何歳から受けるものですか?
-
「何歳から」という決まった線はありません。年齢より、いまの顔の状態と目的で決めます。一般的には、20〜30代は予防やフェイスラインを整える目的、40〜50代は下がった位置を戻す目的が中心になりやすい傾向があります。
- 20代で糸リフトを受けるのは早いですか?意味がないですか?
-
一括りに「意味がない」とはいえません。院長は、糸リフトは引き上げだけでなく、たるみ予防や肌のハリにもつながると考えています。糸の周りでコラーゲンが増えることは人の皮膚を調べた研究(Goldberg 2020)で報告されていますが、予防の効果を人で直接確かめた研究は見つかっていません。院長は、たるみを自覚していない段階から始めることをおすすめしています。
- 50代・60代からでも、糸リフトは遅くないですか?
-
年齢の上限というより、たるみの程度と皮膚の状態で判断します。たるみが重い方は、切るフェイスリフトのほうが向くことがあります(当院では行っていません)。肌のゆるみも気になる方には、サーマジェンとの併用を検討します。服用中のお薬がある方は、カウンセリングでお知らせください。
- 年代によって、糸の本数は変わりますか?
-
当院の本数の目安は、年代別には決めていません。最低でも左右3本ずつから、左右3〜6本ずつが一般的で、引き上げたい部位とたるみの程度を見て診察で医師が決めます。料金は1本30,000円(モニター25,000円・税込)で、左右3本ずつなら180,000円(モニター150,000円)です。
- 糸リフトは、どのくらいの間隔で続けるものですか?
-
次の施術の目安は1〜2年ごとです。同じ部位は3か月以上あけます。続けるかどうかは、そのときの状態とご希望で決めていただけます。やめると受ける前より悪くなる、ということを示した研究は、当院が調べた範囲では見つかっていません。
まとめ|年齢の数字より、鏡に映る「いまの状態」で決める
- 糸リフトに「何歳から」「何歳まで」という決まった線はない。いまの顔の状態と目的で決める
- 一般に、20〜30代は予防・フェイスラインを整える目的、40〜50代は下がった位置を戻す目的が中心になりやすい
- 糸が得意なのは「下がった位置を戻す」こと。骨格・筋肉の張り・刻まれた溝は変わりにくい
- コラーゲンが増える仕組みは研究で報告されている。院長は予防につながると考えているが、予防を人で直接確かめた研究は見つかっていない
- 院長は、たるみを感じる前から始めることをすすめている。たるみが重い方は切るフェイスリフトが向くことがある
- 本数は年代別ではなく、最低でも左右3本ずつから、左右3〜6本ずつが一般的。1本30,000円(モニター25,000円・税込・自由診療)
- 続ける場合は1〜2年ごとが目安。同じ部位は3か月以上あける
「早すぎるかも」「遅すぎるかも」と迷っている時間は、意外と長くなりがちです。アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)では、医師がお顔を拝見し、糸が合うのか、別の方法が合うのか、いまは何もしなくてよいのかを、そのままお伝えしています。受けるかどうかを決めていない段階でかまいません。ご自分の「いまの状態」を知るところから、気軽にご相談ください。効果の感じ方には個人差があります。
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未承認医療機器に関するお知らせ
未承認医療機器であること:当院で使用する糸リフト用の糸は、医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医療機器です。
入手経路:医師の判断のもと、国内の販売代理店を通じて個人輸入により入手しています。
国内の承認医療機器等の有無:当院が確認した範囲において、同一の性能を有する国内で承認された医療機器はありません。
諸外国における安全性等に係る情報:現時点で、重大な副作用の報告は把握していません。
医薬品副作用被害救済制度:万が一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

