糸リフト後のボコボコ・ひきつれ・凹みはいつまで?原因と落ち着くまでの目安、相談のタイミングを医師が解説

「糸を入れて5日たつんですが、頬にえくぼみたいな凹みがあって……これ、戻りますか」
「笑うと口の横がつっぱって、皮膚が寄る感じがするんです」
「触るとボコボコしている気がして。失敗だったのかと、夜になると不安で」
糸リフトのあと、診察室やLINEでよくいただく言葉です。鏡を見るたびに同じ場所へ目がいき、検索しては不安になる。その気持ちはよくわかります。ただ、こうした変化の多くは、引き上げた直後だからこそ出るもの。時間とともに落ち着いていくことがほとんどです。
先に結論をお伝えします。糸リフト後のひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄りは、1か月ほどでなじんでいきます。ボコボコやえくぼのような凹みも、多くは一時的なものです。あわてて自分で押したり、もんだりする必要はありません。そして、気になるときは1か月を待たずに相談してかまいません。当院では術後のご相談をLINEでも受けています。
この記事では、アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)の医師が、糸リフト後のボコボコ・ひきつれ・凹みについて、症状ごとに「なぜ起きるのか」「いつごろ落ち着くのか」「どんなときに相談すればよいか」を整理します。なお、当院の糸リフトで使う糸は、国内では未承認の医療機器です(詳しくは記事の最後に記載しています)。
- 糸リフト後のボコボコ・ひきつれ・凹みが、いつごろ落ち着くかの目安
- ひきつれ・凸凹・えくぼのような凹み・刺入部のくぼみ・左右差が起きる理由
- 研究では、皮膚のくぼみがどのくらい報告されているか
- 落ち着くまでにやってよいこと・避けること
- 様子を見てよい状態と、相談したほうがよい状態の見分け方
- 起こりにくくするために、施術の前にできること
糸リフト後のボコボコ・ひきつれ・凹みはいつまで?症状別の目安
「ボコボコ」とひとことで言っても、中身はいくつかに分かれます。皮膚が引っぱられる感じなのか、表面がでこぼこして見えるのか、一点だけがくぼんでいるのか。どれに当たるかで、理由も落ち着き方も少しずつ違います。まず全体を一覧にしました。

| 症状 | どんな状態か | 落ち着くまでの目安 |
|---|---|---|
| ひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄り | 口を開けたとき・笑ったときに引っぱられる。皮膚が寄って見える | 1か月ほどでなじむ(当院の説明書) |
| 表面の凸凹(ボコボコ) | 頬の表面がなだらかでなく、光の当たり方で波打って見える | 腫れが引くにつれて目立ちにくくなることが多い |
| えくぼのような凹み | 頬の一点が小さくくぼむ。表情を動かすと目立ちやすい | 多くは一時的。なじむまでの1か月ほどを目安に見守る |
| 刺入部のくぼみ | もみあげの後ろあたり、糸を入れた場所が小さくへこむ | 一般には数日〜1週間ほどと説明されることが多い |
| 左右差 | 引き上がり方や腫れ方が左右で違って見える | 腫れ・内出血(2〜7日)が引いてから見直す |
当院がはっきりお伝えしている目安は2つです。腫れ・内出血は2〜7日。ひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄りは1か月ほど。表の残りは、一般にこう説明されることが多い、という幅のある話として読んでください。経過には個人差があります。
大事なのは、「術後すぐの見た目は、仕上がりではない」ということ。施術から数日の顔には、引き上げの変化に加えて、腫れ・むくみ・内出血が重なっています。そこから腫れが引き、糸が組織になじみ、ようやく落ち着いた状態が見えてくる。順番があるのです。
術後の経過を日ごとに追った流れ(当日・3日目・1週間・1か月)は、糸リフトのダウンタイムと失敗・後悔を避けるポイントで図にしています。この記事は、その中の「ボコボコ・ひきつれ・凹み」に絞ったお話です。
医師としての判断を1つ。術後1週間以内の鏡で「失敗かどうか」を決めないでほしい、と考えています。この時期は腫れが日ごとに動くので、朝と夜でも見え方が変わる。判断の材料がそろうのは、腫れが引いてからです。とはいえ、それまで一人で抱える必要はありません。不安な時点で写真を送っていただければ、状態を一緒に確認できます。
アルモナクリニック(東京都 市ヶ谷)は「切らない美容医療」の専門院です。
・元に戻せないのは不安・・・
・ダウンタイムが怖い・・・
・周りにバレたくない・・・
など、メスを使った施術に不安感があり、もっと気軽に美容医療を試したい方に多く選ばれております。症例豊富な医師が、無料カウンセリングから当日の施術まで担当し、あなたのご不安やお悩みを丁寧にお伺いいたします。
なぜ起きる?ひきつれ・凸凹・えくぼのしくみ
理由がわかると、落ち着いて待ちやすくなります。糸リフト後のボコボコやひきつれには、大きく3つの要素が関わっています。

1. 引き上げた直後は、糸の返しが組織を強めに支えている
糸リフトの糸には、返し(コグ:バラの棘のような小さな突起)がついています。この返しが皮下脂肪の層の組織に引っかかり、下がった頬を上へ支える。これが引き上げのしくみです。
入れた直後は、返しが組織をいちばんしっかりつかんでいる時期にあたります。支えが強く効いている場所では、皮膚が内側へ少し引きこまれたり、寄ったりして見えることがある。ひきつれやえくぼのような凹みは、糸が働いているからこそ出やすい変化ともいえます。時間がたつにつれて組織が糸になじみ、引っぱりの偏りがならされていく。一般にはそう説明されます。
2. 腫れ・むくみが重なっている
術後は、糸を通した範囲に腫れやむくみが出ます。腫れは均一には出ません。ふくらんだ場所と、糸が支えている場所が隣り合うと、段差が実際より大きく見える。表面のボコボコの多くは、この「腫れとの重なり」で強調されています。
腫れ・内出血の目安は2〜7日で、メイクやマスクで隠せる程度のことが多いです。腫れが引くと、凸凹の見え方も変わってきます。
3. 表情でよく動く場所に出やすい
頬や口の横は、笑う・話す・食べるたびに大きく動く場所です。糸は一定の方向に組織を支えているので、そこへ表情の動きが加わると、引っぱられる感じやくぼみが出やすくなります。真顔では気にならないのに、笑ったときだけえくぼのように凹む。そんな出方をするのはこのためです。
医師としての考えを1つ。真顔で目立たず、表情を動かしたときにだけ出るくぼみやつっぱりは、なじむ途中の経過として見ることが多いです。反対に、真顔でもはっきりしていて日ごとに強くなっていく場合は、待たずに診せていただきたい。「動かしたときだけか、じっとしていてもか」。この見分けは、ご自分でも確認しやすい目安になります。
症状別|起きる理由と落ち着き方
ここからは、5つの症状を1つずつ見ていきます。ご自分の状態に近いところから読んでください。
ひきつれ・つっぱり:口を開けると引っぱられる
術後のご相談でいちばん多い症状です。あくびをしたとき、大きく笑ったとき、歯をみがくとき。こめかみから頬にかけて、内側から引っぱられるような感覚が出ます。皮膚が少し寄って、細いしわのように見えることも。
理由は、糸の返しが組織を支えている方向と、口の動きの方向がぶつかるから。当院の説明書では、ひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄りは1か月ほどでなじむとお伝えしています。ある日ぱっと消えるというより、「そういえば最近、気にならない」と気づく。そんな落ち着き方をすることが多いようです。
表面の凸凹:ボコボコして見える
頬の表面がなだらかでなく、波打って見える状態です。洗面所の上からの照明や、斜めから光が当たる場面で目立ちやすい。触ると、やわらかい盛り上がりを感じることもあります。
術後早い時期の凸凹は、腫れやむくみが場所によって違うことで強調されています。腫れが引くにつれて、目立ちにくくなっていくことが多いでしょう。一般には、数日から数週間ほどで落ち着くと説明されることが多い症状です。
えくぼのような凹み:一点だけくぼむ
頬の途中に、指先で軽く押したような小さなくぼみが出ることがあります。真顔では目立たず、笑ったり口をすぼめたりしたときにだけ現れる方も多い。糸の返しがその場所の組織を少し強めに引きこんでいるときに、起こりやすい変化です。
これも多くは一時的。糸が組織になじむにつれて、引きこみがゆるやかになり、目立たなくなっていくことが期待できます。気になっても、指で押し上げたり、もみほぐしたりはしないでください。自分で動かそうとすると、かえって落ち着くのが遅れることがあります。
刺入部のくぼみ:糸を入れた場所がへこむ
当院の糸リフトでは、もみあげの後ろあたりから糸を入れます。髪の生え際に近く、跡が目立ちにくい場所です。ここが術後に小さくへこんで見えたり、皮膚が少し寄ったりすることがあります。
糸の出発点にあたるため、引き上げの力が集まりやすいところ。一般には、数日から1週間ほどで目立たなくなると説明されることが多い症状です。施術後1日は刺入部を清潔に保ち、触ったりこすったりしないようにしてください。髪で隠れる位置なので、外から気づかれることは少ないでしょう。
左右差:片方だけ上がって見える・腫れて見える
「右だけ腫れている」「左のほうが上がっている気がする」。これもよくあるご相談です。術後の腫れや内出血は、左右で同じようには出ません。そのため、腫れている間は実際以上に左右差があるように見えます。
もう1つ知っておいていただきたいのは、人の顔はもともと左右対称ではないということ。骨格も、たるみ方も、噛みぐせも左右で違います。当院では、施術の前にデザインの段階で左右差を確認しています。腫れ・内出血の目安である2〜7日が過ぎ、ひきつれがなじんできたころに、あらためて見直してみてください。
医師としての判断を1つ。5つの症状のうち、いちばん早く相談していただきたいのは「片側だけが大きく腫れてくる」場合です。左右差そのものは経過の中で落ち着くことが多いのですが、片側だけの強い腫れは、内出血がたまっている可能性を考えます。見た目の違いなのか、腫れの違いなのか。迷ったら、その時点でご連絡ください。
研究ではどのくらい起きている?数字で見る「くぼみ」
「自分だけに起きたのでは」と感じると、不安は大きくなります。そこで、糸リフトを調べた研究の数字を紹介します。当院の糸そのものを調べた研究ではなく、さまざまな糸・さまざまな入れ方の報告をまとめたものです。
| 研究 | 対象 | わかったこと |
|---|---|---|
| Niu 2021 | 糸リフトについての26の研究のまとめ | 腫れ35%、皮膚のくぼみ10%、感染2%。溶ける糸は溶けない糸より、感覚の異常(3.1%対11.7%)や糸の露出(1.6%対7.6%)が少なかった |
| Pham 2021 | 糸リフトについての59の論文・14,222人のまとめ | 重い合併症はまれで、ほとんどは一時的で自然におさまる |
糸リフトの研究をまとめた報告(Niu 2021)では、皮膚のくぼみが10%で報告されています。10人に1人ほど。けっして珍しい出来事ではなく、糸リフトではよく知られた経過の1つだとわかります。「くぼみが出た=特別な失敗が起きた」ではありません。
そして、1万4千人あまりのデータをまとめた報告(Pham 2021)は、糸リフトのあとに起きることのほとんどは一時的で、自然におさまるとしています。重い合併症はまれ、という結論です。
なお、これらは糸の種類も、入れる深さも、医師の方法も違う報告をまとめた数字です。当院での頻度を示すものではありません。当院の説明書では、ひきつれ・凸凹感・左右差を「まれに起こりうる副作用」としてお伝えしています。
医師としての考えです。研究の数字は、怖がるためではなく、心づもりのために使うものだと思っています。くぼみやひきつれは起こりうる。けれども多くは一時的におさまる。この2つを施術の前に知っているかどうかで、術後の1か月の過ごしやすさは大きく変わります。だからこそ、良い話だけでなく、起こりうることも先にお話ししています。
落ち着くまでの過ごし方|やってよいこと・避けること
ボコボコやひきつれが気になると、何かしたくなるものです。押してならしたい。温めたい。マッサージで流したい。けれども、この時期にいちばん大切なのは「触らずに待つ」こと。やってよいことと避けることを、時期ごとにまとめました。
| 時期 | やってよいこと | 避けること |
|---|---|---|
| 当日〜1日 | 洗顔・クレンジング・メイク(やさしく) | 刺入部を触る・こする。シャンプーは翌日以降に |
| 〜1週間 | 普段どおりの家事やデスクワーク。メイク・マスクでカバー | 激しい運動、長時間の入浴、サウナ、過度の飲酒 |
| 〜1か月 | 気になる部分の写真を撮って変化を見る。LINEで相談する | パーマ、染髪、歯科治療、顔のレーザー |
| 〜2か月 | スキンケアはなでる程度の力で | 強めのフェイスマッサージ。凹みを自分で押す・もむ |
自分で強く押さない・もまない
当院の説明書では、強めのフェイスマッサージを2か月控えていただくようお伝えしています。糸が組織になじむ前に強い力をかけると、支えている位置に影響が出ることがあるためです。えくぼのような凹みを指で押し上げる、ボコボコを手のひらでならす、美顔ローラーを当てる。どれもこの時期は控えてください。
洗顔やスキンケアは、泡や手のひらをすべらせる程度の力で十分。クレンジングでくるくると強くこするのも、しばらくお休みを。
最初の1週間は、腫れを長引かせない
凸凹の見え方には腫れが大きく関わります。術後1週間は、激しい運動・長時間の入浴・サウナ・過度の飲酒を避けてください。血のめぐりが急によくなると、腫れや内出血が出やすくなるためです。シャワーは問題ありません。
口の動きや寝る向きは、無理のない範囲で
食事や寝る向きについて、当院の説明書に決まりはありません。一般には、つっぱりが気になる間は、大きく口を開ける動きを控えめにすると楽だと言われます。硬いものや大きなものは小さく切って食べる。あくびのときは手を添える。気になる方は、そのくらいの工夫で十分でしょう。歯科治療を1か月控えていただくのも、口を長く大きく開ける場面を避けるためです。
鏡で確かめる回数を決めておく
1日に何度も鏡で同じ場所を見ていると、わずかな変化が大きく感じられます。おすすめは、同じ場所・同じ明るさで、数日おきに写真を撮っておくこと。並べて見ると、少しずつなじんでいく様子がわかりやすくなります。相談のときにも、そのまま役に立ちます。
医師としての判断を1つ。「早く治したいので、何かできることはありますか」と聞かれたとき、私の答えは「何も足さないのが近道です」。温める、冷やしすぎる、押す、もむ。良かれと思って加える刺激が、落ち着きを遅らせることがあります。待つのは楽ではありません。だからこそ、待つ間の不安はこちらで受け止めたいと考えています。
様子見でよい?相談したほうがよい?見分ける目安
「どこまでが普通で、どこから相談すべきか」。ここがわかれば、落ち着いて経過を見守れます。目安をチェックリストにしました。

様子を見てよいことが多い状態
- 施術から1か月以内で、ひきつれやつっぱりが少しずつ軽くなっている
- 凹みやしわ寄りが、表情を動かしたときにだけ出る
- ボコボコが、腫れが引くにつれて目立たなくなってきた
- 痛みや赤みが日ごとにやわらいでいる
早めに相談してほしい状態
- 1か月を過ぎても、ひきつれ・凸凹・凹みが変わらない
- 日がたつにつれて、だんだん強くなっている
- 痛み・赤み・熱っぽさを伴っている
- 皮膚の下で、糸の先が触れる気がする
- 左右差が、腫れが引いたあとも気になる
こうしたときは、ご来院またはLINEでご相談ください。どう対応するかは、医師が診察で状態を確認して判断します。写真だけではわからないこともあるので、必要なときは来院をお願いしています。
様子を見ずに、すぐ連絡してほしい状態
- 強い痛みがある、日がたっても痛みが増していく
- 内出血がひどい、片側だけ大きく腫れてくる
- 赤み・熱っぽさ・腫れが強くなっていく
- 顔が動かしにくい、しびれが続く、皮膚の色が悪くなってきた
いずれも起こることはまれです。ただ、早く気づいて早く対応するほど、よい経過につながります。
ここで医師としての判断を1つ。「1か月」は、相談を待つ期限ではありません。1か月たっていなくても、気になった時点で連絡していただいてかまいません。「このくらいで連絡していいのかな」と迷う方ほど、がまんして不安をふくらませてしまう。経過の途中だとわかるだけで、残りの日々はずっと過ごしやすくなります。相談は、早すぎて困ることがないものです。
ボコボコ・ひきつれを起こりにくくするために、施術前にできること
これから糸リフトを受ける方へ。術後のボコボコやひきつれをゼロにする方法はありません。ただ、起こりにくくするために、施術の前にできることがあります。
デザインの段階で、左右差を一緒に確認する
糸をどの方向に、何本入れるか。これを決めるのがデザインです。当院では、この段階でお顔の左右差を確認しています。もともとの違いを知ったうえで施術に入ると、術後に「左右が違う」と感じたときも、元からなのか、腫れによるものなのかを落ち着いて見分けられます。鏡を見ながら、気になる側を遠慮なく伝えてください。
本数や引き上げを、欲張りすぎない
「せっかくなら、できるだけ強く引き上げたい」。そう思うのは自然なこと。けれども、無理に引き上げようとするほど、ひきつれや凹みは出やすくなります。本数も、多ければよいというものではありません。当院の目安は左右3本ずつから。引き上げたい部位に応じて左右6本ずつくらいまでの範囲で、診察で医師が決めます。本数の考え方は糸リフトの効果はいつまで?何本必要かでお話ししました。
希望と不安を、そのまま医師に伝える
当院のカウンセリングは医師が行います。「どこをどのくらい変えたいか」に加えて、「ひきつれが怖い」「凹みが出ないか心配」といった不安も、そのままお話しください。心配な点がわかっていれば、術後に何が起こりうるか、どのくらいで落ち着くかを、その方に合わせて説明できます。
大事な予定とは、間をあけておく
ひきつれやつっぱりがなじむまで、1か月ほど。結婚式や撮影、久しぶりの同窓会など、顔をしっかり見られる予定がある方は、そこから逆算して日程を決めると安心です。予定が近いときは、時期をずらすことも選択肢になります。
医師としての考えを1つ。糸リフトで目指すのは「いちばん強く上げた顔」ではなく、「なじんだあとに自然に見える顔」だと考えています。直後の引き上がりだけを追いかけると、経過の中でのひきつれや凹みが強く出やすい。少し控えめに感じるくらいが、落ち着いたときにちょうどよいことも多いのです。物足りなければ、同じ部位は3か月以上あけたうえで、あらためて検討できます。
「糸リフトの失敗」全般の話、たとえば期待とのずれや、糸では足りないたるみについては、糸リフトのダウンタイムと失敗・後悔を避けるポイントにまとめています。
当院の糸リフト(アルモナリフト)について
当院の糸リフト「アルモナリフト」は、返しのついた溶ける糸を皮下脂肪の層に入れ、たるみを物理的に引き上げる施術です。糸はもみあげの後ろあたりから入れるので、傷は目立ちにくい位置。所要時間は約20分です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | 1本 30,000円(モニター価格 1本 25,000円) |
| 費用の例 | 左右3本ずつ(計6本)で180,000円(モニター150,000円) |
| 本数の目安 | フェイスライン・頬、ほうれい線、マリオネットラインは左右3本ずつ。あご下・首は左右2本ずつ |
| 麻酔 | 笑気麻酔と局所麻酔の併用が基本。無料 |
| 所要時間 | 約20分 |
| 担当医 | 院長・梅木医師・山本医師 |
| 術後の相談 | LINEで相談可 |
糸リフトは、公的医療保険が使えない自由診療です。本数は、最初は左右3本ずつからおすすめすることが多く、引き上げたい部位に応じて左右6本ずつくらいまで増やします。最終的な本数は、診察で医師が決めます。
痛みについては、麻酔のしかた、糸の入れ方、針の選び方を工夫して、できるだけ抑えるようにしています。まったく感じないわけではありませんが、「思っていたより楽だった」と感じていただけるよう、手をかけているところです。
そして、術後の「これは普通ですか?」を、LINEでそのまま聞いていただけます。ボコボコやひきつれの不安は、夜や休日にふくらみやすいもの。気になる部分の写真を添えていただくと、状態が伝わりやすくなります。
医師としての判断を1つ。当院は、使っている糸が国内では未承認であることを、記事にも説明書にも隠さず書いています。起こりうる副作用も同じです。良い面だけをお見せして受けていただくより、知ったうえで選んでいただくほうが、術後の経過を一緒に落ち着いて見ていける。そう考えているからです。
アルモナクリニックの糸リフト症例写真
当院で糸リフト(アルモナリフト)を受けた方の症例です。施術の内容・料金・主なリスクは、それぞれの写真の下にも記載しています。
症例1|ほうれい線・フェイスライン(術後1か月)

施術名:アルモナリフト(糸リフト)+ヒアルロン酸/写真:上が術前、下が術後1か月(メイク有)/施術の説明:医療用の溶ける糸でたるみを改善するリフトアップ治療です。/副作用(リスク):痛み・内出血・腫れ・アレルギー・感染・異物感・ひきつれ・凸凹等/価格:[極細針・麻酔・処方薬すべて込み]1本25,000円〜30,000円(税込)
症例2|頬のたるみ・ほうれい線(術後1か月)

施術名:アルモナリフト(糸リフト)+ヒアルロン酸2本/写真:上が術前、下が術後1か月/施術の説明:医療用の溶ける糸でたるみを改善するリフトアップ治療です。/副作用(リスク):痛み・内出血・腫れ・アレルギー・感染・異物感・ひきつれ・凸凹等/価格:[極細針・麻酔・処方薬すべて込み]1本25,000円〜30,000円(税込)
症例3|ほうれい線(糸リフトとヒアルロン酸のセット・術後1か月)

施術名:ほうれい線強力改善セット(アルモナリフト・ヒアルロン酸)/写真:上が施術前、下が施術後1か月/施術の説明:医療用の溶ける糸とヒアルロン酸を使用して、ほうれい線を薄くする治療です。/副作用(リスク):痛み・腫れ・内出血・違和感・感染・アレルギー・血管塞栓等/価格:[極細針・麻酔・技術料すべて込み]168,000円〜198,000円(税込)
ほかの症例は糸リフト(アルモナリフト)の症例写真のページにまとめています。
※いずれも公的医療保険が使えない自由診療です。効果や経過には個人差があります。必要な本数や組み合わせは、診察で医師がご提案します。
糸リフトのリスク・副作用
糸リフトで起こりうることを、あらためてまとめます。効果や経過には個人差があります。
- よく見られる経過:腫れ・内出血(2〜7日)、痛み(1週間ほど。ピークは術後3日ごろ)、ひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄り(1か月ほどでなじむ)
- まれに起こりうること:ひきつれ、凸凹感、左右差、血腫、感染、アレルギー
- とてもまれに起こりうること:耳下腺損傷、神経損傷、血流障害
局所に感染がある方、ケロイド体質の方、同じ部位への施術から3か月たっていない方、抗凝固薬・ステロイド・精神系の薬を服用中の方、重い病気をお持ちの方、妊娠中・授乳中・妊娠予定の方は、受けられないか、医師の判断で中止することがあります。
医師として、ここでお伝えしたいことを1つ。副作用の一覧は、読むと身構えてしまうものです。けれども、大切なのは「起きるかどうか」より「起きたときに、すぐ相談できるかどうか」。強い痛みや内出血がひどいときは、様子を見ずにご連絡ください。早い相談が、いちばんの安全策になります。
糸リフト後のボコボコ・ひきつれについてよくある質問
- 糸リフト後のボコボコは、いつまで続きますか?
-
術後早い時期のボコボコは、腫れやむくみと重なって強調されていることが多く、腫れ(目安は2〜7日)が引くにつれて目立ちにくくなっていきます。ひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄りは、1か月ほどでなじむのが目安です。経過には個人差があります。1か月を過ぎても変わらない場合は、ご相談ください。
- ひきつれが治らない気がします。いつ相談すればよいですか?
-
1か月を過ぎても変わらない、日がたつにつれて強くなる、痛み・赤み・熱っぽさを伴う、糸の先が触れる気がする。こうした場合は早めにご相談ください。1か月たっていなくても、気になった時点でLINEからご連絡いただいてかまいません。対応は、医師が診察で状態を確認して判断します。
- えくぼのような凹みは、自分でマッサージして戻してもよいですか?
-
ご自分で押したり、もんだりするのは控えてください。当院では、強めのフェイスマッサージを2か月控えていただくようお伝えしています。糸が組織になじむ前に強い力をかけると、支えている位置に影響が出ることがあるためです。凹みの多くは一時的なので、触らずに経過を見て、気になるときはご相談ください。
- 左右差があるように見えます。失敗でしょうか?
-
術後の腫れや内出血は左右で同じようには出ないため、腫れている間は実際以上に左右差があるように見えることがあります。腫れが引き、ひきつれがなじんでから見直してみてください。腫れが引いても気になる場合や、片側だけ大きく腫れてくる場合は、ご連絡ください。当院では、施術前のデザインの段階で左右差を確認しています。
- 口を開けるとつっぱります。食事や会話は普通にしてよいですか?
-
食事や会話について、当院の説明書に決まりはありません。普段どおりで大丈夫です。一般には、つっぱりが気になる間は、大きく口を開ける動きを控えめにすると楽だと言われます。食べ物を小さく切る、あくびのときに手を添えるといった工夫で十分でしょう。歯科治療は1か月控えてください。
まとめ|ボコボコ・ひきつれの多くは一時的。迷ったら早めに相談を
- ひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄りは、1か月ほどでなじんでいく。腫れ・内出血は2〜7日が目安
- ボコボコやえくぼのような凹みは、糸の返しが組織を強めに支えていること、腫れとの重なり、表情の動きで起こる。多くは一時的
- 糸リフトの研究のまとめでは、皮膚のくぼみは10%(Niu 2021)。ほとんどは一時的で自然におさまる(Pham 2021)
- 自分で強く押さない・もまない。強めのフェイスマッサージは2か月控える
- 1か月を過ぎても変わらない、だんだん強くなる、痛み・赤み・熱を伴う、糸の先が触れる気がするときは相談を。対応は診察で判断する
- 施術前は、デザインで左右差を確認し、引き上げを欲張りすぎず、希望と不安を医師に伝える
術後のボコボコやひきつれは、見た目以上に気持ちをゆさぶります。けれども、その多くは「なじむ途中」の姿です。アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)では、カウンセリングを医師が行い、起こりうる経過を施術の前にお話ししています。術後に気になることがあれば、LINEでそのままお聞かせください。一人で検索を続けるより、写真を1枚送っていただくほうが、ずっと早く安心に近づけます。
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未承認医療機器に関するお知らせ
未承認医療機器であること:当院で使用する糸リフト用の糸は、医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医療機器です。
入手経路:医師の判断のもと、国内の販売代理店を通じて個人輸入により入手しています。
国内の承認医療機器等の有無:当院が確認した範囲において、同一の性能を有する国内で承認された医療機器はありません。
諸外国における安全性等に係る情報:現時点で、重大な副作用の報告は把握していません。
医薬品副作用被害救済制度:万が一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

