メンズのセレックV(IPL光治療)|男性のシミ・赤み・ニキビ跡に向く?ひげ・日焼けの注意点を医師が解説

セレックV(IPL光治療)のコラムの表紙イラスト

「ゴルフ焼けのシミが、ここ数年で急に目立ってきまして」

「ひげが濃いほうなんですが、光治療って受けられるんでしょうか」

「メイクをしないので、赤くなったら会社でばれますよね……」

男性の方から、診察室でよく聞く言葉です。シミや赤みが気になってはいる。けれど、美容クリニックの情報は女性向けに書かれたものが多く、ひげや日焼け、仕事への影響といった「自分に関係のある話」が見つからない。そんな声をたびたび耳にします。

先に結論をお伝えします。セレックV(IPL光治療)は男性も受けられます。日焼けによるシミ、頬や鼻の赤み、ニキビ跡の赤みは、IPLが相談に乗れる悩みです。ただし男性の場合、先に確かめておきたい点が3つあります。ひげ(当院ではひげの部分を避けて照射します)、日焼け(日焼け直後は受けられません)、そしてメイクで隠さない分、数日のあいだ赤みやかさぶたがそのまま見えること。この3つを予定に組み込めるかどうかが、男性の光治療の分かれ目です。

ここからは、アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)の医師が、男性特有の事情にしぼってお話しします。なお、セレックVは国内で医療機器の認証を受けた機器ですが、シミや赤みへの使用は認証された使用目的とは異なる使い方です(詳しくは記事の最後に記載しています)。

この記事でわかること
  • 男性に多い肌の悩み(日焼けジミ・赤み・ニキビ跡・ひげ剃り負け)とIPLの向き不向き
  • ひげがある部分をどう扱うか。当院がひげを避けて照射する理由
  • ゴルフ・釣り・サーフィンなど、屋外で過ごす方の計画の立て方
  • メイクをしない男性の、ダウンタイムの見え方と予定の組み方
  • スキンケアの習慣が少ない方向けの、施術後の3つのケア
  • イソトレチノイン(ニキビの飲み薬)など、受けられないケースと当院の料金・回数
この記事の監修者

アルモナクリニック院長

Itsuki Nakayama

中山 樹
切らない美容医療で、あなたの魅力を引き出します

▼資格
美容外科学会員
内科学会員
産業医
日本救急医学会ICLSプロバイダー
アメリカ心臓病学会BLSプロバイダー
アラガン社ヒアルロン酸認定医
アラガン社ボトックス認定医
テストステロン治療認定医
厚労省指定オンライン診療研修

▼学会発表
国際学会 IMCAS China 2026(上海)にて口演発表 2026年8月

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美容医療のプロ
目次

メンズのセレックV(IPL光治療)とは?男性の悩みへの向き不向き

セレックV(CellecV)は、韓国のJeisys Medical社がつくるIPL(光治療)の機器です。キセノンランプから出る420〜1200nmの幅広い光を、9種類のフィルターに通して肌に当てます。フィルターを替えると光の種類が変わるので、シミのような茶色い色を狙ったり、赤みを狙ったりと、悩みに合わせて使い分けられる。これがIPLの基本的な考え方です。

レーザーが1つの波長でピンポイントに狙うのに対し、IPLは幅のある光で顔全体を広く照らします。そのため、1つの濃いシミを取り切る治療というより、顔全体に散らばった薄いシミや色むら、赤みをまとめて整えていく治療と考えていただくと近いでしょう。

では、男性に多い相談はIPLに向いているのか。学会の指針や論文でわかっている範囲を、悩みごとに表にしました。

男性に多い悩みIPLとの相性知っておきたいこと
日焼けによるシミ(日光黒子)向いている学会の指針で光治療は有効とされる。小さく境界がはっきりしたものほど反応しやすい
そばかす向いている複数回の照射で改善したという報告がある
頬や鼻の赤み(赤ら顔)選択肢の一つ指針では選択肢の一つという位置づけ。再発の可能性がある
ニキビ跡の赤み有効とする報告があるIPL全般の研究。凹みには届かない
ニキビ跡の凹み対象外別の治療(ダーマペンなど)の領域
ひげ剃り負けのくすみ当てにくい当院ではひげの部分を避けて照射するため
深いシミ・あざ対象外指針が勧めるのはレーザー
男性に多い肌の悩み(日焼けによるシミ・そばかす・赤み・ニキビ跡・ひげ剃り負けのくすみ)とIPL光治療の向き不向きをまとめた表

日焼けによるシミ・そばかす

長年の紫外線でできるシミ(日光黒子)は、男性のご相談でいちばん多いものです。学生時代の部活、屋外の仕事、ゴルフや釣り。心当たりのある方は多いはず。美容医療診療指針(令和3年度改訂版)では、日光黒子に対する光治療は有効とされています。

日本の研究(Kawada 2002)では、小さく境界のはっきりしたシミはよく反応し、大きな斑は反応が乏しかったと報告されました。そばかすは3〜5回の照射で、71〜75%の人に50%を超える改善がみられたとされています。別の日本の研究(Negishi 2001)は97人を対象に2〜3週間おきに3〜6回照射したもので、色素の悩みでは90%超が「良い〜非常に良い」という評価でした。いずれもIPL全般の研究で、セレックVの研究ではありません。効果の出方には個人差があります。

頬や鼻の赤み

お酒を飲んでいないのに顔が赤い、小鼻のまわりに細い血管が浮いて見える。こうした赤ら顔について、尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023は、IPLを選択肢の一つと位置づけています。ただし公的医療保険は使えず、効果には個人差があり、再発の可能性もある。指針は、この点を説明したうえで行うよう求めています。

ニキビ跡の赤み・ニキビ跡の凹み

ニキビが治ったあとに残る赤みには、IPLが有効とする報告があります(Amiri 2022、Al-Quran 2023)。後者は血管を狙うフィルターで月1回、4回照射した研究です。こちらもIPL全般の話で、セレックVを調べたものではありません。

一方、ニキビ跡の凹み(クレーター)はIPLの対象外です。凹みは肌の深いところの問題で、光を当てても平らにはなりません。当院ではダーマペン4をご案内することがあります。また、いまできているニキビそのものについては、国内のガイドラインはIPL単独を推奨として挙げておらず、海外の論文をまとめた報告(Barbaric 2018)も確かな結論は出しにくいとしています。「ニキビに効く治療」とは言い切れないのが現状です。

ひげ剃り負けのくすみ

毎日のひげ剃りで口まわりやあごが黒ずんで見える、というご相談もあります。ただ、あとで詳しく触れるとおり、当院ではひげの部分を避けて照射します。くすみが気になる場所がひげの生える範囲と重なっている場合、セレックVでは当てにくい。この悩みについては、ひげ剃りの刺激を減らすことと保湿が先になります。

医師としての判断を1つ。男性の「シミ」は、ご本人が1種類だと思っていても、診てみると日光黒子、そばかす、深いところのあざが混ざっていることがあります。なかには、シミに見えて実は悪性のものという場合もある。指針も、悪性のものとの見分けが必要だと明記しています。機械を当てる前に、まず「それが何なのか」を見分ける。順番はここからです。当院にはシミ取りレーザー(スポット照射)がないため、IPLでは届かないと判断したものは、そのとおりお伝えしています。

アルモナクリニック(東京都 市ヶ谷)は「切らない美容医療」の専門院です。

・元に戻せないのは不安・・・
・ダウンタイムが怖い・・・
・周りにバレたくない・・・

など、メスを使った施術に不安感があり、もっと気軽に美容医療を試したい方に多く選ばれております。症例豊富な医師が、無料カウンセリングから当日の施術まで担当し、あなたのご不安やお悩みを丁寧にお伺いいたします。

ひげがある部分はどうする?当院ではひげを避けて照射します

男性の光治療で、女性ともっとも違うのがひげです。結論から言うと、当院では、ひげの部分を避けて照射します。鼻の下、あご、フェイスラインのうち、ひげが生えている範囲には光を当てません。頬、額、鼻、こめかみなど、ひげのない部分が照射の対象になります。

なぜひげを避けるのか

IPLの光は、黒い色(メラニン)に反応して熱に変わります。シミに反応するのはこのためです。ところが、毛にもメラニンがたっぷり含まれている。ひげのように太く濃い毛が密集している場所に光を当てると、シミだけでなく毛にも光が吸収されます。一般に、毛の濃い部分は熱を感じやすく、やけどのリスクが上がるとされています。

きれいに剃ってあっても、事情は変わりません。毛は皮膚の中に根元が残っているからです。表面がつるつるでも、皮膚の下には黒い毛がある。光はそこにも届きます。

なお、セレックVのフィルターの1つには、メーカーの説明で脱毛用とされているものがあります。ただし、当院ではセレックVを脱毛目的では使っていません。シミや赤みの相談でセレックVを受ける場合、ひげは「狙う対象」ではなく「避ける対象」という扱いです。

ひげ脱毛をしている・これから考えている方へ

ひげ脱毛に通っている途中の方、これから始めようと考えている方もいらっしゃいます。セレックVとどちらを先にするか、どのくらい間をあけるかは、肌の状態と脱毛の進み具合によって変わるため、診察でご相談ください。他院で脱毛を受けている場合は、最後に受けた日と、次の予定を教えていただけると話が早く進みます。

当日のひげ剃りについても、予約のときや診察のときにご確認ください。

医師としての判断を1つ。ひげを避けるということは、口まわりやあごのシミ・赤みには当てられない範囲が出る、ということでもあります。「せっかくなら全部当ててほしい」と思われるかもしれません。それでも、やけどを起こして跡が残れば、もとの悩みより大きな問題になります。当てない範囲があることを先に知ったうえで、受けるかどうかを決めていただく。そのほうが、あとで「聞いていなかった」とならずに済みます。

日焼けした肌は受けられる?ゴルフ・釣り・サーフィンをする方の計画

もう1つ、男性で引っかかりやすいのが日焼けです。当院では、日焼け直後の方はセレックVを受けられません。週末にゴルフを回ってきた、海で1日過ごした、という直後は見送りになります。

日焼け肌に当てられない理由

日焼けした肌は、肌全体にメラニンが増えた状態です。IPLの光はメラニンに反応するので、シミだけでなく、まわりの肌まで光を吸収してしまう。ひげと同じ理屈で、熱がこもりやすくなります。ほかのIPL機器の添付文書でも、日焼けした肌ではやけどや水ぶくれが起こりうること、色素沈着のリスクがあることが注意として書かれています。

どのくらい前の日焼けから問題になるのか。一般論として、ほかのIPL機器の添付文書には「施術前3〜4週間のあいだに日焼けした肌には使わない」「施術後は少なくとも1か月、日光を避ける」という記載があります。前も後ろも、月単位で考える必要があるということです。

タイミング日焼けの考え方屋外で過ごす方のポイント
施術の前日焼け直後は受けられない(当院)。一般論では、前3〜4週間の日焼け肌は不可とされる大会・コンペ・遠征の直後に予約を入れない
通っている間4週間おきに5回。初回から5回目まで約4か月この期間は、帽子・日焼け止め・日陰を組み合わせる
施術の後一般論では、少なくとも1か月は日光を避けるとされる5回目のあとも、紫外線対策は続ける

屋外スポーツをする方の計画の立て方

セレックVは4週間おきに5回が基本なので、初回から5回目までで約4か月かかります。この4か月と、その前後の期間を、できるだけ日に焼けずに過ごせるかどうか。計画のかなめはここです。

  • 屋外で過ごす予定が少ない時期に、5回をまとめて入れる
  • ラウンドや釣行の予定があるなら、先に日程を伝えて照射日を相談する
  • 通っている間に屋外へ出るときは、帽子・サングラス・日焼け止めを組み合わせる
  • 思いがけず焼けてしまったら、予約日の前に連絡する(無理に受けない)

男性は、日焼け止めを塗る習慣がないという方が少なくありません。けれど、シミの原因が長年の紫外線なのだとすれば、光治療を受けたあとに同じ浴び方を続けていては、また同じ場所にシミができやすくなります。男性こそ、日焼け止めが治療の一部です。べたつきが苦手な方は、ジェルやミルクなど、塗り心地の軽いものを選ぶと続けやすいでしょう。汗をかいたら塗り直す。これだけで違ってきます。

医師としての判断を1つ。毎週のように屋外へ出る方に、「4か月間、外に出ないでください」とお願いするのは現実的ではありません。大切なのは、焼けない工夫をどこまでできるか、焼けてしまったときに正直に教えていただけるかです。日焼けを隠して受けることが、いちばん危ない。紫外線対策がどうしても難しい時期なら、時期をずらすことをおすすめします。

メイクをしない男性のダウンタイム|赤みとかさぶたはどう見える?

当院のセレックVのダウンタイムは、次のとおりです。

  • 腫れ・内出血は基本的にありません
  • 出るとしても、赤みやひりつき感です
  • シミに反応した部分は、数日のあいだ濃く見え、薄いかさぶたになります。かさぶたは数日で取れていきます

セレックVの添付文書でも、赤みやむくみは通常48時間以内、軽い傷は通常2〜7日以内におさまるとされています。経過には個人差があります。

ここまでは男女共通の話。違うのは見え方です。当院では施術後のメイクは可能で、女性の多くはファンデーションやコンシーラーで赤みやかさぶたを目立たなくして過ごされます。メイクをしない男性は、そうはいきません。赤みも、濃くなったシミも、かさぶたも、そのまま人の目に入ります。

セレックV施術後の当日・翌日〜数日・1週間ごろの肌の見え方と過ごし方を3段階で示した図
時期肌の見え方過ごし方
当日赤み・ひりつきが出ることがある。腫れや内出血は基本的にない洗顔・入浴・運動は可能。ひりつきが強ければ控える
翌日〜数日反応したシミが濃く見え、薄いかさぶたになる。数日で取れていくこすらない・はがさない。保湿と日焼け止め
1週間ごろかさぶたが取れ、肌が落ち着いてくる時期紫外線対策を続ける。次回は4週間後

「濃くなった」は、反応のサイン

初めて受けた方が驚かれるのが、翌日以降にシミがかえって濃く見えることです。黒ごまを散らしたように見える、と表現されることもあります。これは光に反応したメラニンが表面に浮き上がってくる過程で、やがて薄いかさぶたになり、洗顔などのときに自然に取れていきます。無理にはがさないこと。はがすと、跡が色素沈着として残るおそれがあります。

仕事や予定との合わせ方

シミが多い方ほど、反応する場所も増えます。頬に点々とかさぶたがついた状態で数日過ごすことになる、と考えておいてください。逆に、シミが少なく赤みが中心の方は、見た目の変化が小さめに済むこともあります。どちらになるかは、肌を診てからでないとわかりません。

男性でも、気になる部分だけコンシーラーや色つきの日焼け止めを使うという方法があります。抵抗がなければ、選択肢に入れてみてください。

医師としての判断を1つ。大事な商談、プレゼン、撮影、結婚式や顔合わせ。こうした「顔を見られる予定」の直前に初回を入れるのは、おすすめしません。自分の肌がどのくらい反応するのかは、1回受けてみるまでわからないからです。初回は、数日のあいだ人前に出る予定が少ないタイミングに。休みの前日に受けるのも1つの手です。2回目以降は、初回の経過を踏まえて予定を組めます。

施術後のケア|スキンケアの習慣が少ない方は「3つだけ」

当院では、施術後のメイク、洗顔、入浴、運動はいずれも可能です。ひりつきが強い場合は控えてください。仕事帰りにジムへ行く習慣がある方も、肌の状態が落ち着いていれば続けていただけます。

「化粧水もつけたことがない」という男性もいらっしゃいます。あれこれ揃える必要はありません。施術後に守っていただきたいのは、次の3つです。

1. 保湿する

一般的な施術後のケアとして、まず保湿をおすすめしています。洗顔のあと、化粧水と乳液、あるいは1本で済むオールインワンタイプでもかまいません。手のひらで押さえるようにつけてください。ひげ剃りのあとに何もつけない習慣の方は、これを機に保湿を足すと、剃り負けの対策にもなります。

2. 日焼け止めを塗る

施術後の肌は、紫外線の影響を受けやすい状態です。通勤だけの日でも、朝に日焼け止めを塗る。紫外線対策は、施術後のケアのなかで欠かせない項目です。外回りや屋外の作業がある方は、帽子も合わせて使ってください。

3. こすらない

男性に多いのが、洗顔のときにゴシゴシこする、タオルで強く拭く、というくせです。かさぶたがある間は、泡で洗い、タオルは押し当てて水気を取る。汗を拭くときも同じです。ひげの部分は照射していませんが、頬との境目あたりはカミソリやシェーバーが当たりやすいので、赤みやひりつきがある間はやさしく扱ってください。

医師としての判断を1つ。5回通っても、そのあいだの紫外線対策と保湿が抜けていると、期待したほどの変化を感じにくくなります。光治療は、当てた日だけで完結する治療ではありません。当てる日が5日、自分でケアする日が残りの100日以上。どちらが長いかを考えると、日々のケアの重みがわかります。難しいことは求めません。保湿、日焼け止め、こすらない。この3つで十分です。

受けられない方|イソトレチノイン・薬・日焼けを事前に確認

当院でセレックVを受けられないのは、次のような方です。

  • イソトレチノイン(ニキビの飲み薬)を内服中の方、内服をやめてから1か月以内の方
  • 日焼け直後の方
  • 光に過敏になる薬を使っている方
  • 妊娠中の方
  • このほか、診察で医師が適さないと判断した場合
男性がセレックVを受ける前に確認したい、ひげ・日焼け・薬・予定の4項目のチェックリスト

イソトレチノインを飲んでいる方は、内服後1か月まで待つ

男性のニキビ治療で、イソトレチノインを飲んでいる方は珍しくありません。「ニキビは薬で、ニキビ跡の赤みは光で」と同時に進めたくなるところですが、当院では、イソトレチノインの内服中と、内服を終えてから1か月のあいだは、セレックVを行いません。薬を飲み終え、1か月たってからの開始になります。

当院のイソトレチノイン治療については、イソトレチノインのページをご覧ください。これから内服を始める方は、光治療をいつごろ受けたいかも含めて、順番を相談していただけます。

光に過敏になる薬

飲み薬や塗り薬のなかには、光に対して肌が敏感になるものがあります。ご自身では判断がつきにくいので、いま使っている薬は、皮膚科以外で処方されたものも含めてすべてお知らせください。お薬手帳や、薬の名前がわかる写真があれば確実です。

肝斑がある場合

左右の頬にもやっと広がる薄茶色のシミは、肝斑の可能性があります。肝斑は熱の刺激で悪化するおそれがあるため、当院では肝斑の部位を避けるか、肝斑モードで照射します。ご自身では日焼けジミだと思っていても、診察で肝斑が見つかることがあります。

医師としての判断を1つ。受けられない条件のうち、薬と日焼けは、ご本人から教えていただかないとわかりません。「たいした薬ではないから」「少し焼けただけだから」と省かれると、こちらは気づけない。伝えるか迷ったことは、伝えてください。当てられないと判断した日は、照射を延期します。

当院のセレックVの料金・回数・通い方

当院のセレックVは、公的医療保険が使えない自由診療です。メニューは2つ。料金は施術ページのとおりで、税込・診察料込みの金額です。

メニュー初回(税込)2回目以降(税込)案内している悩み
スタンダード9,500円8,500円シミ・くすみ・トーンアップなど色素の悩み
プレミアム15,000円14,000円濃いシミやそばかす・赤み・ニキビなど複合的な悩み

2回目以降は1,000円引きです。2つのメニューの違いは、パス数(重ねて当てる回数)とフィルター数(使い分ける光の種類の数)。5回通った場合の合計は、計算上、スタンダードで43,500円、プレミアムで71,000円になります。

  • 回数と間隔:4週間おきに5回
  • 所要時間:施術ページでは60分とご案内しています
  • 麻酔:なし。痛みは、輪ゴムではじかれるような感覚と表現されます
  • 流れ:医師の診察のあと、看護師が照射します
  • フィルター:9種類のなかからどれを使うかは、医師・看護師が診察でご本人と相談して決めます

4週間に1度、5回。仕事をしながら通う方にとっては、月に1回、予定を確保できるかどうかがポイントです。出張や繁忙期、屋外の予定と重ならないよう、初回の診察のときに先の見通しをお聞かせください。

医師としての判断を1つ。スタンダードとプレミアムで迷う方は多いのですが、日焼けによるシミやくすみが中心ならスタンダード、赤みやニキビ跡も一緒に気になるならプレミアム、というのが当院の基本の案内です。ただ、ご自身で「シミだけ」と思っていても、診てみると赤みが混ざっていることもあります。メニューは、肌を診てから一緒に決めれば十分です。予約の時点で決めきれなくても問題ありません。

セレックVのリスク・副作用

セレックVを含むIPLには、次のようなリスク・副作用があります。

  • 赤み、ひりつき、むくみ
  • 照射中の一時的な痛み
  • シミが一時的に濃く見える、薄いかさぶたができる
  • まれに、やけど、水ぶくれ、色素沈着
  • 肝斑の悪化

日本の研究(Negishi 2001、IPL全般の研究)では、97人のうち合併症は4例で、翌日までの赤みが1例、痕を残さない小さな水ぶくれが3例と報告されています。多くは軽いものですが、起こらないわけではありません。ひげの濃い部分や日焼けした肌では熱がこもりやすく、やけどのリスクが上がるとされています。ここまで繰り返してきた「ひげを避ける」「日焼け直後は受けない」は、このリスクを下げるための決まりです。

効果や経過には個人差があります。5回受ければ全員が同じように変わる、というものではありません。

医師としての判断を1つ。施術後に、強い痛みが続く、水ぶくれができた、赤みが日を追って強くなる、といった変化があったら、様子を見ずにご連絡ください。男性は「このくらいなら」と我慢される方が多い印象です。早く診せていただくほど、対処の選択肢は広がります。

メンズのセレックVについてよくある質問

男性でもセレックVは受けられますか?料金はいくらですか?

受けられます。当院の料金は施術ページのとおり、スタンダード9,500円、プレミアム15,000円(税込・診察料込み)で、2回目以降は1,000円引きです。公的医療保険が使えない自由診療です。基本は4週間おきに5回。効果や経過には個人差があります。

ひげが濃いのですが、ひげの部分にも当てられますか?

当院では、ひげの部分を避けて照射します。IPLの光は黒い色(メラニン)に反応するため、一般に、毛の濃い部分は熱を感じやすく、やけどのリスクが上がるとされているからです。当院ではセレックVを脱毛目的では使っていません。ひげ脱毛との順番や間隔は、診察でご相談ください。

ゴルフや釣りで日焼けしています。受けられますか?

日焼け直後の方は受けられません。一般論として、ほかのIPL機器の添付文書では、施術前3〜4週間に日焼けした肌は不可、施術後は少なくとも1か月は日光を避けるとされています。屋外で過ごす予定が少ない時期に、4週間おき5回をまとめるのがおすすめです。

メイクをしないので、ダウンタイムが心配です。仕事に支障はありますか?

当院のセレックVでは、腫れや内出血は基本的になく、出るとしても赤みやひりつきです。反応したシミは数日のあいだ濃く見え、薄いかさぶたになって取れていきます。メイクで隠さない場合はそのまま見えるため、初回は人前に出る予定が少ない時期をおすすめします。経過には個人差があります。

ニキビの薬(イソトレチノイン)を飲んでいます。セレックVは受けられますか?

当院では、イソトレチノインの内服中と、内服を終えてから1か月のあいだはセレックVを受けられません。飲み終えて1か月たってからの開始になります。光に過敏になる薬を使っている方も受けられないため、使っている薬はすべて診察でお知らせください。

まとめ|男性の光治療は「ひげ・日焼け・予定」の3つを先に決める

  • セレックV(IPL光治療)は男性も受けられる。日焼けによるシミ、頬や鼻の赤み、ニキビ跡の赤みが相談の対象
  • 当院では、ひげの部分を避けて照射する。脱毛目的では使っていない
  • 日焼け直後は受けられない。屋外で過ごす方は、4週間おき5回(約4か月)を焼けにくい時期に
  • メイクをしない男性は、赤みやかさぶたが数日そのまま見える。初回は大事な予定の前を避ける
  • 施術後は、保湿・日焼け止め・こすらないの3つ
  • イソトレチノインの内服中と内服後1か月は受けられない
  • 料金はスタンダード9,500円、プレミアム15,000円(税込・診察料込み、2回目以降1,000円引き、自由診療)

男性の肌の相談は、「何から聞けばいいかわからない」というところから始まることがほとんどです。それでかまいません。アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)では、医師が肌を診て、気になっているものがIPLで相談できるシミなのか、ひげや日焼けの状態から見ていつ始めるのがよいかを、順にお話しします。当てられない範囲や、当院の機械では届かないものがあれば、それもそのままお伝えします。効果や経過には個人差があります。まずは一度、肌を見せてください。

セレックVの関連コラム:セレックVとステラM22の違い/セレックVは効果ない?感じにくい6つの理由/セレックVとルメッカの違い/セレックVのダウンタイムと経過/ニキビ跡とセレックV

関連記事:セレックV(IPL光治療)の施術ページ/IPLとは?しくみと特徴/イソトレチノイン(ニキビの飲み薬)/ダーマペン4(ニキビ跡の凹みが気になる方へ)

未承認医薬品等(適応外使用)に関するお知らせ

未承認医薬品等であること:当院で使用するセレックV(CellecV)は、国内で医療機器認証(認証番号231ADBZI00015000、一般的名称:キセノン光線治療器)を受けた機器です。認証された使用目的は「温熱効果による血流改善、疼痛又は炎症の緩解」であり、シミ・そばかす・赤み・ニキビ跡などに対する使用は、認証された使用目的とは異なる使い方(適応外使用)です。

入手経路:国内の製造販売業者(Jeisys Medical Japan株式会社)から購入しています。

国内の承認医療機器等の有無:光治療器(IPL)には、表在性皮膚良性色素性疾患の治療や毛細血管拡張症状の改善を使用目的として国内で承認された機器があります。

諸外国における安全性等に係る情報:韓国Jeisys Medical社が製造しています。赤み・むくみ・痛み・軽い傷などが報告されています。シミ等への使用については、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

医薬品副作用被害救済制度:万が一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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