糸リフトとボトックス・ヒアルロン酸の組み合わせ|エラ・あご・ほうれい線のセットと順番、料金を医師が解説

糸リフトとボトックス・ヒアルロン酸の併用

「エラも張っているし、フェイスラインもたるんできた気がして。糸リフトとボトックス、どっちから始めればいいんでしょう」

「ほうれい線にヒアルロン酸を入れるなら、糸リフトも同じ日にできますか?2回来るのはなかなか大変で……」

「小顔のセットがあると聞いたんですが、単品で受けるのと何が違うんですか」

糸リフトのカウンセリングでは、こうした「組み合わせ」のご質問がとても多くなりました。輪郭の悩みは、たるみだけでできているわけではありません。筋肉の張り、ボリュームの不足、肌のゆるみ。原因がいくつか重なっているからこそ、1つの施術だけでは届かない部分が出てくるのです。

先に結論をお伝えします。糸リフトは「位置を引き上げる」、エラボトックスは「エラの筋肉の張りを抑える」、ヒアルロン酸は「溝やボリュームを補う」、サーマジェンは「肌を熱で引き締める」。4つは役割が違うので、組み合わせると悩み全体に届きやすくなります。当院には、糸リフトを軸にした組み合わせのセットが4つあり、どのセットも単品の合計より安い価格です。

この記事では、アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)の医師が、それぞれの施術の役割、悩み別のおすすめの組み合わせ、受ける順番と間隔、セットの料金をお話しします。なお、当院の糸リフトで使う糸は、国内では未承認の医療機器です(詳しくは記事の最後に記載しています)。

この記事でわかること
  • 糸リフト・エラボトックス・ヒアルロン酸・サーマジェンの役割の違い
  • 輪郭・あご・口元・ほうれい線・肌のハリ|悩み別のおすすめの組み合わせ
  • 糸リフトとヒアルロン酸は同日にできる?サーマジェンとの順番と間隔
  • 小顔美人セットなど4つのセットの内容と、単品の合計との差
  • たるみが気になる前から糸を軸に整える、という院長の考え
この記事の監修者

アルモナクリニック院長

Itsuki Nakayama

中山 樹
切らない美容医療で、あなたの魅力を引き出します

▼資格
美容外科学会員
内科学会員
産業医
日本救急医学会ICLSプロバイダー
アメリカ心臓病学会BLSプロバイダー
アラガン社ヒアルロン酸認定医
アラガン社ボトックス認定医
テストステロン治療認定医
厚労省指定オンライン診療研修

▼学会発表
国際学会 IMCAS China 2026(上海)にて口演発表 2026年8月

>>詳細のプロフィールはこちら

美容医療のプロ
目次

糸リフト・ボトックス・ヒアルロン酸・サーマジェンは「役割」が違う

「どれがいちばん効きますか」と聞かれることがあります。けれども、この4つは同じものさしで比べる施術ではありません。働きかける相手がそれぞれ違うからです。

施術役割働きかける相手得意な悩み
糸リフト引き上げる下がった皮下の組織の位置フェイスラインのもたつき、頬の下がり、口元のたるみ
エラボトックス張りを抑えるエラの筋肉(咬筋)噛む筋肉の張りによる四角い輪郭
ヒアルロン酸補う溝・ボリュームの不足ほうれい線の溝、あご先の形、唇
サーマジェン引き締める肌(熱で面として)肌のゆるみ、ハリの低下
糸リフトは引き上げる、エラボトックスは張りを抑える、ヒアルロン酸は補う、サーマジェンは引き締めると、4つの施術の役割の違いを比べた図

糸リフトは、返し(コグ:バラの棘のような小さな突起)のついた溶ける糸を皮下脂肪層に入れ、下がった組織を物理的に引き上げる施術です。たとえるなら、ずり落ちたものを元の棚に戻す役目。ただ、戻したものの「大きさ」や「形」までは変えられません。

そこを受け持つのがほかの3つです。エラが筋肉で張っているなら、引き上げても輪郭の角は残る。それを抑えるのがエラボトックス。あご先が小さい、ほうれい線に溝が刻まれている、といった「足りない」部分は、ヒアルロン酸で補う。引き上げた位置を、肌の側から引き締めて支えるのがサーマジェンです。

つまり、組み合わせは「同じ効果を重ねる」のではなく、「違う原因に1つずつ手を打つ」という考え方。輪郭がぼやけて見える理由が2つ以上あるなら、施術も2つ以上が合う。シンプルな理屈です。

医師としての判断を1つ。フェイスラインのご相談では、まず「たるみ」と「筋肉の張り」を分けて見ます。歯をぐっと噛みしめていただき、エラの部分が硬く盛り上がるかどうかを触って確かめる。一般に、盛り上がりがはっきりしていれば筋肉の影響が大きく、頬を軽く持ち上げて輪郭が整うならたるみの影響が大きいと考えられます。両方あてはまる方が、実はいちばん多いのです。

アルモナクリニック(東京都 市ヶ谷)は「切らない美容医療」の専門院です。

・元に戻せないのは不安・・・
・ダウンタイムが怖い・・・
・周りにバレたくない・・・

など、メスを使った施術に不安感があり、もっと気軽に美容医療を試したい方に多く選ばれております。症例豊富な医師が、無料カウンセリングから当日の施術まで担当し、あなたのご不安やお悩みを丁寧にお伺いいたします。

悩み別|糸リフトと組み合わせたいおすすめのセット

当院の組み合わせのセットは、どれも糸リフト(アルモナリフト)6本が土台になっています。そのうえに、悩みに合わせてボトックスやヒアルロン酸を足す形です。悩みから選ぶと、次のように整理できます。

いちばんの悩みおすすめの組み合わせ内容
輪郭(たるみ+エラの張り)小顔美人セット糸リフト6本+エラボトックス
輪郭+あごの形プレミアム小顔美人セット糸リフト6本+エラボトックス+あごヒアルロン酸+あごボトックス
口元全体プレミアム口元美人セット糸リフト6本+唇・あごのヒアルロン酸+人中短縮・口角・あごのボトックス
ほうれい線ほうれい線強力改善セット糸リフト6本+ほうれい線ヒアルロン酸
肌のハリ・ゆるみ糸リフト+サーマジェン院長がとくにおすすめしている併用
輪郭・あご・口元・ほうれい線・肌のハリの悩み別に、糸リフトと組み合わせるおすすめのセットと、通常計・セット価格・モニター価格を並べた表

輪郭がぼやけてきた → 小顔美人セット

フェイスラインのもたつきと、エラの張り。小顔のご相談でいちばん多い組み合わせです。糸で下がった組織を引き上げ、エラボトックスで噛む筋肉の張りを抑える。上下と横、2つの方向から輪郭を整えるイメージです。執刀は梅木医師が担当します。

輪郭に加えて、あご先も整えたい → プレミアム小顔美人セット

小顔美人セットに、あごのヒアルロン酸(VOLUX 1cc)とあごボトックスを足したセットです。一般に、あご先が小さい・後ろに引っこんでいる方は、横顔のラインがぼやけやすく、顔の下半分が大きく見えやすいとされます。ヒアルロン酸であご先に形を足し、ボトックスであごの筋肉の緊張をゆるめる。輪郭と横顔を一度に整えたい方向けです。

口元全体の印象を変えたい → プレミアム口元美人セット

唇のヒアルロン酸(VOLBELLA 1cc)、あごのヒアルロン酸(VOLUX 1cc)、人中短縮ボトックス、口角ボトックス、あごボトックス、そして糸リフト6本。口のまわりの「形」「動き」「たるみ」をまとめて整える、いちばん内容の多いセットです。口角の下がりや口元のもたつきは、たるみと筋肉の動きが重なって目立つことが多いため、引き上げと筋肉の両方に手を打つ意味があります。

ほうれい線が気になる → ほうれい線強力改善セット

ほうれい線ヒアルロン酸と糸リフト6本のセットです。ほうれい線は、頬がかぶさって深く見える「たるみ」と、線に沿った「溝」が重なっていることが多い部位。糸でかぶさりを減らし、残った溝をヒアルロン酸で補います。どちらのタイプが大きいかの見分け方は糸リフトでほうれい線はどこまで変わる?で詳しくお話ししました。

肌のハリ・ゆるみも気になる → 糸リフト+サーマジェン

セットとは別に、院長がとくにおすすめしているのがサーマジェンとの併用です。糸が「線」で引き上げ、サーマジェンが「面」で肌を引き締める。働く場所が違うので、役割が重なりません。違いの詳細は糸リフトとハイフ・サーマジェンの違いにまとめています。

医師としての判断を1つ。組み合わせを選ぶときは、「いちばん気になるところ」から逆算するのが近道です。鏡を見て、最初に目が行くのはフェイスラインなのか、あご先なのか、口元なのか、ほうれい線なのか。最初に目が行く場所に、糸と相性のよい施術を足す。セットはその考え方で組まれています。

糸リフトとエラボトックスの併用|輪郭の「たるみ」と「張り」を分けて整える

「糸リフト ボトックス 併用」と調べる方の多くは、小顔、とくにフェイスラインをすっきりさせたい方でしょう。ここで知っておきたいのは、糸とボトックスは、輪郭の別々の原因に働くということです。

  • 糸リフトが受け持つもの:頬やあごまわりの組織が下がってできる、フェイスラインのもたつき・二重あごのような影
  • エラボトックスが受け持つもの:噛む筋肉(咬筋)が発達してできる、エラの角の張り・横に広がった輪郭

たるみだけの方に糸を入れると、フェイスラインはすっきりします。ところが、エラの筋肉も張っている方だと、引き上げたあとも角ばった印象が残ることがある。反対に、エラボトックスだけでは、下がった組織は元の位置に戻りません。両方の原因がある方にとって、2つを組み合わせる意味はここにあります。

「糸リフトとエラボトックスは同時にできますか」というご質問もよくいただきます。糸リフトとボトックスは、同じ日に受けられます。1回の来院で輪郭の「たるみ」と「張り」の両方に取りかかれるのは、忙しい方にとって大きな利点です。どちらから行うかは、当日の診察で医師が決めます。エラボトックスそのものについてはエラボトックスの施術ページでもご確認いただけます。

医師としての判断を1つ。エラの張りが気になる方ほど、「ボトックスだけで小顔になる」と考えがちです。ただ、30代以降になると、筋肉の張りに加えて組織の下がりが少しずつ重なってくるのが一般的。筋肉だけを細くしても、下がった組織が残っていれば輪郭はぼやけて見えます。だからこそ、小顔の土台には糸を置き、張りの分をボトックスで整える。この順序で考えると、仕上がりの方向がぶれにくくなります。

糸リフトとヒアルロン酸の併用|同じ日に受けられる

ヒアルロン酸との組み合わせは、通院の負担を減らしやすいのが特徴です。当院では、糸リフトとヒアルロン酸を同じ日に受けられます。「2回来るのは大変」という方も、1回の来院でまとめられます。

役割の分担ははっきりしています。糸は位置を戻す。ヒアルロン酸は足りないところを補う。当院のセットでヒアルロン酸を使う場所は、次の3つです。

部位ヒアルロン酸の役割入っているセット
あご(VOLUX 1cc)あご先に形を足し、横顔と輪郭のラインを整えるプレミアム小顔美人セット、プレミアム口元美人セット
唇(VOLBELLA 1cc)唇のボリュームと形を整えるプレミアム口元美人セット
ほうれい線線に沿った溝を補うほうれい線強力改善セット

ヒアルロン酸は1cc 69,800円(税込)の単品でも受けられます。ほうれい線の溝が中心なのか、たるみが中心なのかで、必要な量や本数は変わります。ヒアルロン酸の施術ページもあわせてご覧ください。

医師としての判断を1つ。ヒアルロン酸を「たるみの分まで」足そうとすると、口元が重たく見えたり、ふくらみが不自然になったりしやすいと一般に言われます。下がった分は糸で戻し、本当に足りない分だけをヒアルロン酸で補う。同じ日に両方を組み立てられるのは、この配分を1回の診察で決められるという点でも理にかなっています。

糸リフトとサーマジェンの併用|院長がとくにすすめる組み合わせ

4つ目の役割、「肌を熱で引き締める」のがサーマジェンです。高周波で肌を温めて引き締める治療で、糸リフトとの併用を院長はとくにすすめています。

理由は、働く層と働き方の違いです。糸は通したラインに沿って、皮下の組織を引き上げます。サーマジェンは、その上の肌を広く引き締める。位置を戻す治療と、肌のハリを支える治療は、重ねても役割がぶつかりません。

ただし、サーマジェンは順番で間隔が変わります。サーマジェンを先に受けた場合は、すぐに糸リフトに進めます。糸リフトを先に受けた場合は、1か月以上あけてからサーマジェンです。両方を考えている方は、先に順番を決めておくと予定が立てやすくなります。サーマジェンの詳細はサーマジェンの施術ページとサーマジェンのコラムをご覧ください。

医師としての判断を1つ。肌のハリが落ちてきた方は、糸で引き上げても、肌そのもののゆるみが残って「引き上がったのに、なんとなく締まりがない」と感じることがあります。こうした方には、糸だけで終わらせず、肌の側からも支えを足すという考え方が合います。糸リフトの次の目安は1〜2年ごと。その間も肌に働きかけ続けられるのが、サーマジェンを組み合わせるよさです。

組み合わせるときの順番と間隔

組み合わせで迷いやすいのが、「どれを先に、どのくらいあけて受けるか」です。当院で決まっている順番と間隔を表にしました。

組み合わせ順番・間隔
糸リフト+ヒアルロン酸同じ日に受けられる
サーマジェン → 糸リフトサーマジェンのあと、すぐに糸リフトを受けられる
糸リフト → サーマジェン1か月以上あける
糸リフト+ボトックス同じ日に受けられる(順番は当日の診察で医師が決める)
同じ部位への糸リフト3か月以上あける(次の目安は1〜2年ごと)
糸リフトとヒアルロン酸・ボトックスは同じ日、サーマジェンが先ならすぐ、糸リフトが先なら1か月以上、同じ部位の糸は3か月以上あけることを示した図

サーマジェンの間隔が順番で変わるのは、糸リフトのあとに肌が落ち着くまでの時間があるためです。糸リフトのあとは、ひきつれやつっぱりがなじむまでに1か月ほど。当院では、糸リフト後の顔のレーザーも1か月控えていただいています。熱を加える治療は、そのあとに重ねる、という考え方です。

ボトックスは、糸リフトと同じ日に受けられます。ほかの施術の予定は自己判断で重ねず、診察でお知らせください。他院で最近受けた施術がある方も、受けた日と部位をお知らせいただくと日程を組みやすくなります。

術後の生活の制限(運動・入浴・歯科・パーマなど)は、組み合わせても糸リフトの決まりが基本になります。詳しくは糸リフトのダウンタイムと失敗・後悔を避けるポイントにまとめました。

医師としての判断を1つ。いくつかの施術を組み合わせる方には、「いつまでに仕上げたいか」というゴールの日を先にうかがうようにしています。ゴールが決まれば、そこから逆算して、同じ日にまとめるもの、間隔をあけるものを並べられる。思いついた順に予約を入れるより、待ち時間のむだが少なくて済みます。

セットの料金|単品の合計よりいくら安い?

当院のセットは、どれも単品で受けたときの合計(通常計)より安い価格になっています。2026年10月時点の料金です(税込・自由診療)。

セット通常計セット価格モニタープラン
小顔美人セット(執刀:梅木医師)
糸リフト6本+エラボトックス(韓国製)
208,000円188,000円160,000円
プレミアム小顔美人セット
糸リフト6本+エラボトックス(韓国製)+あごヒアルロン酸(VOLUX 1cc)+あごボトックス(韓国製)
288,800円248,000円228,000円
プレミアム口元美人セット
唇ヒアルロン酸(VOLBELLA 1cc)+あごヒアルロン酸(VOLUX 1cc)+人中短縮ボトックス+口角ボトックス+あごボトックス+糸リフト6本
352,600円298,000円248,000円
ほうれい線強力改善セット
ほうれい線ヒアルロン酸+糸リフト6本
249,800円198,000円168,000円

通常計とセット価格の差は、小顔美人セットで20,000円、プレミアム小顔美人セットで40,800円、プレミアム口元美人セットで54,600円、ほうれい線強力改善セットで51,800円です。組み合わせる施術が多いセットほど、単品の合計との差が大きくなります。モニタープランの条件は、カウンセリングでおたずねください。

通常計のもとになっている単品の料金も載せておきます。

単品料金(税込)
糸リフト(アルモナリフト)1本30,000円(モニター25,000円)。6本で180,000円
エラボトックス(韓国製)28,000円
あご・人中・口角ボトックス(韓国製)各11,000円
ヒアルロン酸(VOLUX/VOLBELLA)1cc 69,800円
ほうれい線ヒアルロン酸69,800円

セットの内容や現在の価格はお得なセットのページでもご確認いただけます。サーマジェンとの併用はセットではないため、それぞれの料金の合計になります。

医師としての判断を1つ。セットの価格は魅力ですが、「安いから」だけで選ぶより、「自分の悩みに入っている施術がそろっているか」で選んでいただきたいと考えています。そのうえで、輪郭とエラの両方が気になる方なら、別々に受けるよりセットのほうが費用の面でも理にかなう。どのセットが合うかは、診察でお顔を見ながら一緒に確かめます。

院長の考え|たるみが気になる前から、糸を軸に整えていく

当院の院長は、輪郭やたるみが気になり始める前から、糸リフトを軸に組み合わせて整えていくことをすすめています。たるんでいると感じていなくても、糸リフトはやったほうが良い。そして、定期的に続けること。これが院長の考えです。

その背景には、糸の働きが「引き上げ」だけではない、という考えがあります。糸の周りではコラーゲンやエラスチンが増え、糸が溶けたあとも、糸の通り道にコラーゲンでできた新しい支えが残る。この支えが、たるみ予防と肌のハリ・ツヤにつながる、という考えです。

仕組みの部分は研究で確かめられています。溶ける糸(PLLA/PLGA)を入れた人の皮膚を調べた研究(Goldberg 2020)では、90日でコラーゲンの沈着がみられ、180日・270日で治療前より有意に増えていました。当院の糸そのものを調べた研究ではありませんが、方向は同じです。

一方で、「続けた人は将来たるみにくかった」ことを、人で直接確かめた研究はまだ見つかっていません。ですからこれは、仕組みと日々の診療での実感にもとづく院長の考えとしてお伝えします。当院の同意書では、たるみ予防効果の目安を1年半〜2年半程度としています(期待できる目安で、個人差があります)。

組み合わせの話に戻すと、院長が「糸を軸に」と言うのは、輪郭の土台である組織の位置を、先に整えておく意味があるからです。位置が整っていれば、エラボトックスやヒアルロン酸は「本当に必要な分」だけで済む。下がりきってから戻すより、下がる前に支えをつくっておくほうが理にかなっている。院長はそう考えています。

医師としての判断を1つ。「まだたるんでいないから、ボトックスだけ」「溝だけヒアルロン酸で」と考える方にも、糸を一緒に検討していただく価値はあると考えています。たるみは自覚する前から少しずつ進むもの。引き上げる対象が少ない段階では直後の変化は控えめですが、それは必要がないという意味ではありません。年に一度、輪郭の状態を見直す習慣の中心に、糸を置いていただければと思います。続けるときの間隔や本数の考え方は糸リフトの効果の持続と本数もあわせてどうぞ。

当院の糸リフト(アルモナリフト)|料金・本数・麻酔・担当医

組み合わせの土台になる、当院の糸リフトについてまとめます。公的医療保険が使えない自由診療です。

項目内容
料金(税込)1本30,000円(モニター価格 1本25,000円)。麻酔代・内出血予防の極細針代などすべて込み
費用の例左右3本ずつ(計6本)で180,000円(モニター150,000円)
本数の目安フェイスライン・頬、ほうれい線、マリオネットラインは左右3本ずつ/あご下・首は左右2本ずつ
麻酔笑気麻酔と局所麻酔の併用が基本(無料)
所要時間約20分
担当医院長・梅木医師・山本医師。カウンセリングの医師がそのまま施術を担当
術後痛み止めを処方。気になることはLINEで相談できる

本数は、少なくとも左右3本ずつからのご案内で、引き上げたい部位に応じて左右6本ずつくらいまで増やすのが一般的です。最終的には診察で医師が決めます。糸はもみあげの後ろあたりから入れるので、傷は目立ちにくい位置です。

当院が大切にしているのは、次の点です。

  • 痛みへの配慮:麻酔のしかた、糸の入れ方、針の選び方を工夫して、痛みを抑えています
  • 医師がカウンセリング:組み合わせの相談も、施術を担当する医師にそのままおたずねいただけます
  • 本数の考え方:デザインの段階で左右差を確かめ、悩みに合った本数を医師が決めます
  • 未承認であることを隠さない:使う糸の位置づけは、記事の最後に記載しています

リフトアップ効果の目安は半年〜1年程度、糸の周りでコラーゲンが増える美肌効果は1年程度、たるみ予防効果は1年半〜2年半程度で、いずれも期待できる目安です。個人差があります。次の施術の目安は1〜2年ごとです。詳しくは糸リフトの施術ページをご覧ください。

医師としての判断を1つ。組み合わせのご相談では、「糸の本数」と「足す施術」をセットで考えます。たとえばエラボトックスを足すなら、輪郭の横の張りはボトックスに任せられるので、糸はフェイスラインの引き上げに集中できる。施術どうしの分担を決めてから本数を考えると、むだのない計画になります。

アルモナクリニックの糸リフト症例写真

当院で糸リフト(アルモナリフト)を受けた方の症例です。施術の内容・料金・主なリスクは、それぞれの写真の下にも記載しています。

症例1|ほうれい線・フェイスライン(術後1か月)

糸リフト(アルモナリフト)とヒアルロン酸の症例写真。術前と術後1か月(メイク有)の、ほうれい線とフェイスラインの比較

施術名:アルモナリフト(糸リフト)+ヒアルロン酸/写真:上が術前、下が術後1か月(メイク有)/施術の説明:医療用の溶ける糸でたるみを改善するリフトアップ治療です。/副作用(リスク):痛み・内出血・腫れ・アレルギー・感染・異物感・ひきつれ・凸凹等/価格:[極細針・麻酔・処方薬すべて込み]1本25,000円〜30,000円(税込)

症例2|頬のたるみ・ほうれい線(術後1か月)

糸リフト(アルモナリフト)とヒアルロン酸2本の症例写真。術前と術後1か月の、頬のたるみとほうれい線の比較

施術名:アルモナリフト(糸リフト)+ヒアルロン酸2本/写真:上が術前、下が術後1か月/施術の説明:医療用の溶ける糸でたるみを改善するリフトアップ治療です。/副作用(リスク):痛み・内出血・腫れ・アレルギー・感染・異物感・ひきつれ・凸凹等/価格:[極細針・麻酔・処方薬すべて込み]1本25,000円〜30,000円(税込)

症例3|ほうれい線(糸リフトとヒアルロン酸のセット・術後1か月)

ほうれい線強力改善セット(アルモナリフト・ヒアルロン酸)の症例写真。施術前後のほうれい線の比較

施術名:ほうれい線強力改善セット(アルモナリフト・ヒアルロン酸)/写真:上が施術前、下が施術後1か月/施術の説明:医療用の溶ける糸とヒアルロン酸を使用して、ほうれい線を薄くする治療です。/副作用(リスク):痛み・腫れ・内出血・違和感・感染・アレルギー・血管塞栓等/価格:[極細針・麻酔・技術料すべて込み]168,000円〜198,000円(税込)

ほかの症例は糸リフト(アルモナリフト)の症例写真のページにまとめています。

※いずれも公的医療保険が使えない自由診療です。効果や経過には個人差があります。必要な本数や組み合わせは、診察で医師がご提案します。

組み合わせるときに知っておきたいリスク・副作用

組み合わせても、糸リフトの経過や副作用そのものは単独で受けたときと同じです。要点をまとめます。

  • 腫れ・内出血:出ない方も多く、出た場合は2〜7日ほど。メイクやマスクで隠せる程度のことが多い
  • 痛み:1週間ほど。ピークは術後3日ごろ。痛み止めを処方しています
  • ひきつれ・つっぱり・一時的なしわ寄り:多くは一時的で、1か月ほどでなじむ
  • まれなもの:凸凹感、左右差、血腫、感染、アレルギー
  • とてもまれなもの:耳下腺損傷、神経損傷、血流障害

糸リフト全体の安全性については、59の論文・14,222人をまとめた報告(Pham 2021)で、重い合併症はまれで、ほとんどは一時的で自然におさまるとされています。効果や経過には個人差があります。強い痛みや、内出血がひどいときは、すぐにご連絡ください。術後はLINEでご相談いただけます。

局所に感染がある方、ケロイド体質の方、同じ部位への施術から3か月たっていない方、抗凝固薬・ステロイド・精神系のお薬を服用中の方、重い病気のある方、妊娠中・授乳中・妊娠の予定がある方は、受けられないか、医師の判断で中止することがあります。ボトックスやヒアルロン酸にも、それぞれの副作用と注意点があります。組み合わせる施術ごとに、カウンセリングで医師がご説明します。

医師としての判断を1つ。組み合わせると「ダウンタイムも足し算になるのでは」と心配される方がいます。けれども、糸リフトの術後の過ごし方は「当日・翌日・1週間・1か月・2か月」と区切りがはっきりしています。組み合わせる場合も、まず糸リフトの区切りを軸に予定を立てると、見通しが持ちやすくなります。ほかの施術の注意点は、カウンセリングで一緒に確認します。気になる変化があれば、写真を添えてLINEで送ってください。

糸リフトとボトックス・ヒアルロン酸の組み合わせについてよくある質問

糸リフトとエラボトックスは同時に受けられますか?

糸リフトとボトックスは同じ日に受けられます。どちらから行うかは、当日の診察で医師が決めます。当院には、糸リフト6本とエラボトックスを組み合わせた「小顔美人セット」(セット価格188,000円・税込)があり、日程の組み方は診察で医師と決めていきます。

糸リフトとヒアルロン酸は同じ日にできますか?

はい、当院では糸リフトとヒアルロン酸を同じ日に受けられます。糸で下がった位置を戻し、足りない溝やボリュームをヒアルロン酸で補う、という役割分担です。ほうれい線向けの「ほうれい線強力改善セット」、あご・口元向けのセットもあります。

小顔のセットは、単品で受けるよりどのくらい安いですか?

小顔美人セット(糸リフト6本+エラボトックス)は、通常計208,000円に対してセット価格188,000円、モニタープラン160,000円です(税込・2026年10月時点)。輪郭に加えてあごも整えるプレミアム小顔美人セットは、通常計288,800円に対してセット価格248,000円です。

糸リフトとサーマジェンは、どちらを先に受ければよいですか?

サーマジェンを先に受けた場合は、すぐに糸リフトに進めます。糸リフトを先に受けた場合は、1か月以上あけてからサーマジェンを受けていただきます。両方を考えている方は、先に順番を決めておくと予定が立てやすくなります。サーマジェンとの併用は院長がとくにおすすめしている組み合わせです。

まだたるみが気にならなくても、糸リフトを組み合わせてよいですか?

院長は、たるみを自覚する前から糸リフトを始め、定期的に続けることをすすめています。糸の周りでコラーゲンが増える仕組みは研究で確かめられており、それが予防につながると考えているためです。予防を人で直接確かめた研究はまだないため、仕組みと日々の診療での実感にもとづく院長の考えとしてお伝えしています。

まとめ|原因が2つあるなら、施術も2つ。糸を軸に組み合わせる

  • 糸リフトは「引き上げる」、エラボトックスは「張りを抑える」、ヒアルロン酸は「補う」、サーマジェンは「引き締める」。役割が違うので、組み合わせると悩み全体に届きやすい
  • 輪郭は小顔美人セット、輪郭+あごはプレミアム小顔美人セット、口元全体はプレミアム口元美人セット、ほうれい線はほうれい線強力改善セット、肌のハリはサーマジェン併用
  • 糸リフトとヒアルロン酸は同じ日に受けられる。サーマジェン→糸はすぐ可、糸→サーマジェンは1か月以上
  • 糸リフトとボトックスは同じ日に受けられる(順番は当日の診察で医師が決める)
  • 4つのセットは、どれも単品の合計より安い(差は20,000円〜54,600円、税込)
  • 院長は、たるみが気になる前から糸を軸に組み合わせて整え、定期的に続けることをすすめている(仕組みと診療での実感にもとづく院長の考え)

効果や経過には個人差があります。アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)では、施術を担当する医師がカウンセリングを行い、たるみ・筋肉の張り・ボリューム・肌のハリのどれがどのくらい関わっているかを確かめたうえで、合う組み合わせをご提案します。「どのセットが自分に合うのかわからない」という段階で、ぜひご相談ください。輪郭は、気になる前から整えはじめるほど、選べる方法が広がります。

糸リフトの関連コラム:糸リフトは効果ない?/フェイスライン・マリオネットライン/二重あごに糸リフトは効く?/切るフェイスリフトとの違い/糸リフトの症例写真/メンズの糸リフト

関連記事:糸リフト(アルモナリフト)の施術ページ/糸リフトでほうれい線はどこまで変わる?/糸リフトとハイフ・サーマジェンの違い/糸リフトの効果の持続と本数/糸リフトのダウンタイムと失敗・後悔を避けるポイント

未承認医療機器に関するお知らせ

未承認医療機器であること:当院で使用する糸リフト用の糸は、医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医療機器です。

入手経路:医師の判断のもと、国内の販売代理店を通じて個人輸入により入手しています。

国内の承認医療機器等の有無:当院が確認した範囲において、同一の性能を有する国内で承認された医療機器はありません。

諸外国における安全性等に係る情報:現時点で、重大な副作用の報告は把握していません。

医薬品副作用被害救済制度:万が一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

未承認医薬品等に関するお知らせ(韓国製ボツリヌストキシン製剤)

未承認医薬品であること:当院で使用する韓国製ボツリヌストキシン製剤「NABOTA(ナボタ)」は、日本国内において医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医薬品です。

入手経路:医師の判断のもと、医薬品医療機器等法に基づく手続き(薬監証明)を経て、個人輸入により入手しています。

国内の承認医薬品等の有無:同一の有効成分(A型ボツリヌス毒素)を含む国内承認医薬品として「ボトックスビスタ®」(アラガン社)があります。当院でも取り扱っております。なお、ボトックスビスタ®は2026年8月の添付文書改訂により、「65歳未満の成人における咬筋膨隆」が効能・効果に追加されました。ボトックスビスタ®でエラ(咬筋)に注射する場合は、承認された効能・効果に基づく使用となります。当院で使用するNABOTAは国内未承認製剤であり、これには含まれません。

諸外国における安全性等に係る情報:NABOTAは韓国食品医薬品安全処(MFDS)および米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けており、米国では「Jeuveau®」の販売名で流通しています。ボツリヌス毒素製剤に共通する注意として、注射部位から離れた部位へ作用が広がり、嚥下障害や呼吸困難等が生じたとの報告があります。

医薬品副作用被害救済制度:個人輸入により入手した医薬品は、日本国内の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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