美容内服は効果ない?続けても意味がない人の共通点と正しい選び方

美容内服は効果ない?続けても意味がない人の共通点と正しい選び方

「美容内服って、正直あんまり効果ないのでは?」と感じたことはありませんか?

シミやくすみ対策として飲み始めたものの、「変化がわからない」「続けても意味があるのか不安」と感じてしまう人は少なくありません。

しかし実は、“美容内服=効果がない”のではなく、効果を実感しにくい使い方になっているケースが多いのが現実です。

この記事では、美容内服で効果を感じない理由を整理しながら、成分ごとの役割や、より効率的に取り入れるための考え方までわかりやすく解説します。
「なんとなく続けているけど手応えがない」と感じている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

先に結論をお伝えします。美容内服で変化を期待しやすいのは肝斑です(トラネキサム酸の内服に、偽薬と比べた試験やメタ解析が複数あります)。一方、一般的なシミ(日光黒子)やそばかすは、内服だけで薄くなることを示す根拠が確認できていません。効果を感じるまでの当院の目安は2〜3か月くらい。そこまで続けても変化が乏しいときは、量や種類を増やす前に「その悩みが内服向きかどうか」を診察で確かめることをおすすめします。

なお、当院のオールインワン美容内服5合剤は国内では未承認の海外製の薬で、美容内服セット(3種)の薬も、美容目的での使用は承認された効能とは異なる使い方です(詳しくは記事の最後に記載しています)。

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目次

美容内服は本当に効果ない?

美容内服は本当に効果ない?

結論から言うと、美容内服は「効果がない」と言い切れるものではありません。ただし、効果を実感できるかどうかには個人差があり、条件が揃っていないと変化を感じにくいのも事実です。

まず前提として、美容内服は医薬品や医療用サプリメントとして、肌の内側から働きかけるものです。シミやくすみ、肝斑といった悩みに対して、炎症を抑えたり、メラニンの生成を抑制したり、ターンオーバーを整えたりと、それぞれ役割を持っています。

ただし、スキンケアのような“即効性”は期待できません。肌はターンオーバー(生まれ変わり)のサイクルがあるため、当院の目安では2〜3か月くらい継続して初めて変化を感じ始めるとお伝えしています(個人差があります)。

さらに重要なのが、「どの成分を、どのように取り入れているか」という点です。美容内服は1種類だけで完結するものではなく、複数の成分を組み合わせることで相乗的に働くケースが多くあります。

つまり、「美容内服=効果がない」と感じてしまう背景には、

  • 継続期間が足りていない
  • 成分の選び方が偏っている

といった“条件不足”が隠れている可能性が高いのです。

美容内服で効果を感じない5つの理由

美容内服を続けているのに「変化がわからない」と感じてしまう場合、多くは“効果がない”のではなく、効果を実感しにくい条件になっていることが原因です。ここでは、よくある5つの理由を解説します。

継続期間が短い

まず最も多いのが、「続けている期間が足りていない」ケースです。

肌は約28日周期で生まれ変わるといわれていますが、年齢や生活習慣によってそのサイクルは乱れやすく、実際にはもう少し時間がかかることも少なくありません。美容内服は、このターンオーバーを整えたり、メラニンの生成を抑えたりといった“内側からの変化”をサポートするものです。

そのため、飲み始めてすぐに見た目が大きく変わることは少なく、2〜3か月くらいは継続することが前提となります。数週間で判断してしまうと、「効果がない」と感じやすくなってしまいます。

単体だけで飲んでいる

次に多いのが、「1種類だけでケアしている」ケースです。

たとえば、シミ対策としてよく知られている成分でも、それ単体で肌悩みすべてにアプローチできるわけではありません。シミやくすみは、メラニンの生成、炎症、血行不良、ターンオーバーの乱れなど、複数の要因が重なって起こるものです。

そのため、1つの成分だけではアプローチが偏りやすく、十分な変化を感じにくいことがあります。「ちゃんと飲んでいるのに変わらない」と感じる場合、この“単体使い”が原因になっている可能性も考えられます。

用量・用法が適切でない

意外と見落とされがちなのが、「正しい飲み方ができていない」ケースです。

美容内服は、決められた用量・用法で継続することで、はじめて本来の働きが期待できます。しかし、飲み忘れが多かったり、自己判断で量を減らしてしまったりすると、十分な効果を発揮しにくくなります。

また、市販品の場合は安全性を考慮して成分量が控えめに設計されていることも多く、思ったような変化を感じにくいこともあります。こうした点も、「効果がない」と感じる一因になりやすいポイントです。

目的に合っていない

「なんとなく良さそうだから」と選んでしまい、自分の悩みに合っていない成分を取り入れているケースも少なくありません。

たとえば、一口に“シミ”といっても、紫外線によるものなのか、肝斑なのか、炎症後の色素沈着なのかによって、適したアプローチは変わります。目的と成分がズレていると、当然ながら効果は実感しにくくなります。

美容内服は、“とりあえず有名なものを飲む”のではなく、悩みに対して適切な成分を選ぶことが重要です。

生活習慣の影響

最後に見逃せないのが、生活習慣の影響です。

どれだけ美容内服を取り入れていても、紫外線対策をしていなかったり、睡眠不足が続いていたりすると、肌環境は整いにくくなります。特に紫外線はメラニン生成を促進する大きな要因となるため、対策を怠ると内服の働きを打ち消してしまうこともあります。

美容内服はあくまで“サポート役”であり、日々の生活習慣と組み合わせることで、はじめて実感につながりやすくなるものです。

内服で変化が出やすい悩み・出にくい悩み

「効果がない」と感じる理由のうち、診察でいちばん多く行き当たるのは、飲み方ではなく悩みの種類と内服の相性です。同じ「シミ」という言葉でも、内服の位置づけは種類によって大きく変わります。

悩み内服の位置づけ補足
肝斑根拠があるトラネキサム酸の内服に複数の試験がある。2〜3か月で差が出たという報告。やめると差が縮む・再発するという報告もある
ニキビ跡などの炎症後の色素沈着限定的ビタミンC・パントテン酸の薬(シナール)の承認された効能に「炎症後の色素沈着」が入っている
一般的なシミ(日光黒子)・そばかす根拠が確認できていない内服だけで薄くなることを示す試験は確認できていない。光治療などが主役
くすみ・肌の明るさ弱い根拠グルタチオンの美白効果は「根拠はまだ結論が出ていない」とする系統的レビューがある(Dilokthornsakul 2019)
凹み・しわ・たるみ対象外内服で変える悩みではない
美容内服で変化が出やすい悩みと出にくい悩みを、肝斑・炎症後の色素沈着・一般的なシミ・くすみ・たるみに分けて整理した表

肝斑|内服の根拠がもっともそろっている

肝斑については、美容医療診療指針(令和3年度改訂版)の総論に「メタ解析によりトラネキサム酸が肝斑の治療に有効と報告」という記載があります。そのメタ解析(Zhang 2018)では、重症度スコアとメラニン指数が下がったとされ、副作用は軽い胃腸症状や月経の減少などでした。

ただし、同じ指針は肝斑について「遮光が最も重要」としています。飲み薬だけに頼る話ではなく、紫外線対策が土台。レーザーや光治療は、遮光・塗り薬・内服で不十分なときに併用を考える、という位置づけです。

一般的なシミ・そばかす|主役は光治療

日光黒子(いわゆる一般的なシミ)やそばかすについては、内服で薄くなることを示す試験が確認できていません。指針でも、日光黒子はレーザー・光治療が強く推奨されています。当院ではセレックV(IPL光治療)などが主役になります。

数か月まじめに飲んだのに変わらない。その場合、薬が合わなかったのではなく、もともと内服向きではない種類のシミだった、ということが少なくありません。

医師としての判断を1つ。「効かない」と感じたときに最初に疑うのは、量でも期間でもなく、シミの種類です。肝斑と一般的なシミは同じ顔に重なっていることもあり、鏡では見分けにくい。まず診察で種類を確かめ、内服に任せる部分と、光治療など別の方法に任せる部分を分けて考えます。

研究ではどのくらいで、どのくらい変わったか

「いつから効果が出るのか」に、研究の数字で答えられるのは肝斑とトラネキサム酸の組み合わせです。代表的な報告を3つ並べます。いずれも当院の薬の研究ではありません。当院の薬で同じ結果が出るという意味ではない点にご注意ください。

研究内容結果
Del Rosario 2018
(44人・偽薬と比較)
肝斑の方がトラネキサム酸を内服3か月で重症度スコアが49%減(偽薬は18%減)。やめて3か月後は26%減対19%減まで差が縮んだ。重い副作用はなし
Lee 2016
(561人のふり返り調査)
治療期間の中央値は4か月89.7%が改善し、改善は2か月以内に見られた。再発は27.2%。副作用は7.1%
Wang 2023
(6試験・599人の解析)
量と期間の比較1日750mg(250mg×3回)を12週間が最適とされた。250mg×2回も許容とされた
肝斑の試験でトラネキサム酸内服と偽薬を比べた結果。3か月で49%減と18%減、やめて3か月後は26%減と19%減

この3つから読み取れることは2つあります。

  • 変化が見られたのは2〜3か月の単位。数週間で判断する薬ではない
  • やめると差が縮む・再発することがある。飲んでいるあいだの変化と、やめたあとの状態は分けて考える

量については、4つの量を比べてどれも有効で、量による有意な差はなかったという報告もあります(Zhu 2019)。多く飲むほど変わる、という単純な話ではありません。

医師としての判断を1つ。偽薬でも18%下がっている、という点を私は重く見ています。飲み始めると日焼け止めをていねいに塗るようになる。それだけで肌は変わるからです。裏を返せば、紫外線対策をおろそかにしたまま内服だけを続けても、試験のような差は期待しにくい。薬の評価と生活の見直しは、同時に進めるものだと考えています。

美容内服の主な成分と役割

美容内服の主な成分と役割

美容内服は、「なんとなく肌に良さそう」というイメージで取り入れられがちですが、実際にはそれぞれの成分に明確な役割があります。ここでは、代表的な5つの成分について解説します。

ハイチオール

ハイチオール(L-システイン)は、肌のターンオーバーをサポートする成分として知られています。

体内の代謝に関わり、メラニンの排出を促す働きがあるため、シミやくすみの改善をサポートする役割が期待されています。また、疲労回復や二日酔い対策としても使われることがあり、体の内側からコンディションを整える成分でもあります。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、特に肝斑の治療で用いられることが多い成分です。

炎症を抑える作用があり、メラニンの生成を促す情報伝達をブロックすることで、シミの原因にアプローチします。内服治療においては比較的実感しやすい成分のひとつとされています。

シナール

シナールは、ビタミンCとパントテン酸を配合した内服薬です。

抗酸化作用によりメラニンの生成を抑えたり、コラーゲン生成をサポートしたりと、美白・美肌のベースを整える役割があります。比較的マイルドな成分で、幅広い人に取り入れやすいのが特徴です。

ユベラ

ユベラはビタミンE製剤で、血行促進や抗酸化作用を持つ成分です。

血流を改善することで、肌のくすみや冷えによる肌トラブルの改善をサポートします。また、他の美容成分の働きを助ける役割もあり、“土台作り”として重要なポジションにあります。

タチオン

タチオン(グルタチオン)は、強い抗酸化作用とデトックス作用を持つ成分です。

メラニン生成を抑える働きや、体内の不要な物質の排出をサポートすることで、肌のトーンアップや透明感の向上が期待されています。美容点滴などでも使用されることがある成分です。

当院の美容内服と1日の量

アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)の美容内服は2種類あります。基本的には、5つの成分を1錠にまとめた「オールインワン美容内服5合剤」をおすすめしています。

  • オールインワン美容内服5合剤:5つの成分を1錠にまとめた海外製の薬(国内では未承認の医薬品)
  • 美容内服セット(3種):トラネキサム酸・ユベラ(ビタミンE)・シナール(ビタミンC)を別々の錠剤で処方。それぞれ国内製の承認薬(美容目的は承認された効能とは異なる使い方)

5合剤の1錠あたりの配合量と1日量

「成分量が分からないと判断できない」という声をよくいただくので、数字をそのまま載せます。1日量は、1錠あたりの量に錠数を掛けた計算です。

成分1錠あたりベーシック
(1日2回・1回1錠)
パーフェクト
(1日3回・1回1錠)
トラネキサム酸250mg500mg750mg
L-システイン40mg80mg120mg
ビタミンC(アスコルビン酸)200mg400mg600mg
パントテン酸カルシウム2.0mg4.0mg6.0mg
グルタチオン50mg100mg150mg
ビタミンE25mg50mg75mg

トラネキサム酸の1日量は、パーフェクトで750mg、ベーシックで500mg。前の節のWang 2023で比べられていた「250mg×3回」「250mg×2回」と同じ量にあたります(くり返しになりますが、当院の薬そのものを調べた研究ではありません)。

料金と、美容内服セット(3種)

種類内容料金(税込)
5合剤 ベーシック1日2回・1回1錠(月60錠)6,000円/月
5合剤 パーフェクト1日3回・1回1錠(月90錠)8,000円/月
5合剤(施術を受けた当日に院内で購入)同上ベーシック 4,000円/パーフェクト 6,000円
美容内服セット(3種)30日分6,000円
  • 公的医療保険が使えない自由診療です
  • 来院して医師の診察が必要です。当院からの配送は行っていません。配送・オンラインでの処方をご希望の方には、日本オンラインドクターズをご案内しています
  • 休薬期間は設けていません(トラネキサム酸を含め、続けて飲む方針です)
  • 効果を感じるまでの目安は2〜3か月くらい。個人差があります
  • 美容内服セット(3種)のそれぞれの1日量や、処方する日数などは、診察でご案内します

「2か月飲んだら2か月休む」と聞いたことがある方もいるでしょう。これは、肝斑の効能を持つ市販のトラネキサム酸製剤の決まりです。メーカーは、服用期間を8週間とした理由を「2か月以上続けた場合の有効性・安全性は十分なデータが確認できていない」などと説明しています。医療用のトラネキサム酸の添付文書には、服用期間の上限や休薬の決まりは書かれていません。

医師としての判断を1つ。続けて飲む方針だからこそ、「なんとなく飲み続ける」状態にはしたくありません。飲んでいるあいだの体調の変化や、新しく始めた薬があれば、その都度教えてください。続けるかどうかは、肌の変化と体の状態の両方を見て決めるものです。

副作用と、飲めない方

美容内服はビタミン剤の延長のように思われがちですが、薬である以上、副作用はあります。5つの成分それぞれについて、国内の承認薬の添付文書に書かれている主な副作用を並べます。

成分ごとの主な副作用

成分主な副作用(承認薬の添付文書より)注意
トラネキサム酸食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、胸やけ、かゆみ、発疹、眠気血栓のある方・血栓症があらわれるおそれのある方は注意。腎不全の方、高齢の方も注意
ビタミンC・パントテン酸カルシウム胃の不快感、悪心・嘔吐、下痢尿糖・尿潜血・便潜血の検査に影響することがある
ビタミンE便秘、胃の不快感、下痢、発疹—
L-システイン悪心、下痢、口の渇き、軽い腹痛—
グルタチオン発疹、食欲不振、悪心・嘔吐、胃痛—

多いのは胃腸の症状と発疹です。肝斑の研究では、トラネキサム酸の内服で月経の減少も報告されています(Zhang 2018)。健康診断などで尿や便の検査を受けるときは、美容内服を飲んでいることを伝えてください。

血栓についての注意と、当院で処方していない方

いちばん気をつけたいのは血栓(血のかたまり)です。トラネキサム酸の添付文書には、血栓のある方などについて「血栓を安定化するおそれ」があると書かれています。先ほどのLee 2016の調査でも、561人のうち1人に深部静脈血栓症が起きており(のちに家族性の凝固異常と診断)、著者は「始める前に血栓の危険因子を確認すべき」と述べています。

  • 当院では、妊娠中・授乳中の方、血栓症になったことがある方には処方していません
  • ピルを服用中の方は、診察でご相談ください
  • かぜ薬などにもトラネキサム酸が入っていることがあります。ほかの薬を飲むときは成分を確かめ、迷ったらご相談ください

ピルについて補足すると、医療用の添付文書の相互作用の欄にピルは出てきません。一方、市販のトラネキサム酸製剤では、経口避妊薬やホルモン補充療法を受けている方は「相談すること」とされています。当院が「要相談」としているのはこのためです。

医師としての判断を1つ。問診で私がいちばん時間をかけるのは、肌のことより血栓にかかわる項目です。ご自身やご家族の病歴、いま飲んでいる薬。「美容の薬だから関係ない」と思って省かれやすいところですが、ここを聞かずに処方を決めることはしません。効果や副作用の出方には個人差があります。

なぜ“組み合わせ”が重要なのか

美容内服において「組み合わせが大切」と言われるのには、きちんとした理由があります。それは、シミやくすみといった肌悩みが、ひとつの原因だけで起きているわけではないからです。

たとえばシミひとつをとっても、

  • 紫外線などによる炎症
  • メラニンの過剰な生成
  • ターンオーバーの乱れによる排出不良

といった、複数の要因が重なって生じています。

このうち、どれか1つにだけアプローチしても、他の要因が残ったままでは十分な変化を感じにくくなります。つまり、1成分だけでのケアにはどうしても限界があるということです。

一方で、それぞれ異なる働きを持つ成分を組み合わせることで、生成を抑える、炎症を抑える、排出を促すといった多角的なアプローチが可能になります。この“複合的なケア”こそが、美容内服で結果を出すための基本的な考え方です。

実際に、医療機関で処方される美容内服も、複数の成分を組み合わせて設計されていることが多く、単体での使用よりも効率的に働くことが期待されています。

バラバラに飲むデメリット

「じゃあ複数の成分を組み合わせればいい」とわかっても、実際にそれを自分でやろうとすると、意外とハードルが高いものです。

ここでは、バラバラに内服を揃える場合のデメリットについて見ていきましょう。

コストがかかる

複数の成分をそれぞれ個別に購入すると、その分コストがかさみやすくなります。

一見すると1つ1つは手頃に見えても、組み合わせていくうちにトータルの金額が想定以上になることも少なくありません。継続が前提となる美容内服において、このコスト負担は無視できないポイントです。

飲み忘れやすい

種類が増えるほど、管理の手間も増えていきます。

「朝はこれ、夜はこれ」と分けているうちに、どれかを飲み忘れてしまったり、継続が面倒になってしまったりすることも。結果として、せっかく揃えた内服も十分に活かしきれなくなる可能性があります。

自分で組み合わせるのが難しい

もうひとつ大きいのが、「どの成分をどう組み合わせればいいのか判断が難しい」という点です。

美容内服はそれぞれ役割が異なるため、本来は自分の悩みに合わせて適切に組み合わせる必要があります。しかし、成分の知識がない状態で選ぶと、偏った組み合わせになってしまったり、十分な効果が期待できない構成になってしまうこともあるのです。

結果的に続かないことが多い

これらの要素が重なることで、最終的に起こりやすいのが「続かない」という問題です。

コストがかかる、管理が面倒、効果もよくわからないといった状態では、モチベーションを維持するのは難しくなります。美容内服は継続してこそ意味があるものだからこそ、続けにくい環境そのものがデメリットになってしまうのです。

効果を求めるなら“オールインワン内服”という選択

ここまで見てきたように、美容内服で結果を出すためには、複数の成分を組み合わせて継続することが重要です。ただし、それをすべて自分で管理しようとすると、コストや手間、知識面でのハードルが高くなりやすいのも事実です。

そこで選択肢として考えたいのが、複数の成分をまとめて取り入れられる「オールインワン内服」です。

オールインワン内服は、ハイチオールやトラネキサム酸、シナール、ユベラ、タチオンといった複数の成分を、バランスよく組み合わせて処方されるのが特徴です。これにより、それぞれの成分の役割を活かしながら、効率的に肌へアプローチすることができます。

また、医師の判断のもとで設計されているため、自分で組み合わせを考える必要がなく、目的に合った構成で取り入れやすいのもメリットです。

受け取り方は2通りあります。来院して診察を受けたい方は、当院(アルモナクリニック・東京 市ヶ谷)のオールインワン美容内服5合剤または美容内服セットを。配送・オンラインでの処方をご希望の方は、日本オンラインドクターズをご案内しています(当院からの配送は行っていません)。

当院が提携している日本オンラインドクターズでは、ハイチオール、トラネキサム酸、シナール、ユベラ、タチオンの成分を1錠にまとめた「オールインワン美容内服5合剤」を取り扱っています。

オンラインクリニックであるため、カウンセリングから処方まですべてオンラインで完結。忙しい方でも手軽にご継続いただける環境が整っているので、ぜひまずは無料カウンセリングをご予約くださいませ。

何か月で見直すか

2〜3か月を目安に、同じ条件の写真で比べる

見直しの時期は2〜3か月が目安です。研究で差が見られたのも、当院の目安も、この長さ。ここで一度立ち止まり、続けるか、方針を変えるかを決めます。

比べ方にはコツがあります。毎日鏡で見ていると、ゆっくりした変化には気づけません。飲み始める前に写真を撮っておき、同じ場所・同じ明るさ・同じ角度・すっぴんで撮り直して並べる。記憶ではなく記録で比べるのが、いちばん公平です。

美容内服の見直しの流れ。開始から2〜3か月続け、同じ条件の写真で比べて、続けるか方針を変えるかを決める

変化が乏しいときの次の一手

2〜3か月たっても写真に差がない。そのときに考える順番は次のとおりです。

  • 悩みの種類を確かめ直す:肝斑なのか、一般的なシミなのか、炎症後の色素沈着なのか。内服向きでない種類なら、続けても変わりにくい
  • 紫外線対策を見直す:日焼け止めの量と塗り直し、帽子や日傘。肝斑では遮光が最も重要とされている
  • 光治療などを検討する:一般的なシミ・そばかすはセレックV(IPL光治療)などが主役。肝斑でも、遮光・塗り薬・内服で不十分なときに併用を考える
  • 飲み方を確かめる:飲み忘れが続いていないか、自己判断で減らしていないか

医師としての判断を1つ。変化が乏しいときに、同じ薬をただ延長するのはおすすめしません。「あと数か月飲めば変わるはず」と続けるより、種類の確認に戻るほうが結局は早い。逆に、写真で差が出ている方には、やめると差が縮むという報告があることをお伝えしたうえで、続け方をご相談しています。

美容内服に関するよくある質問

美容内服に関するよくある質問

美容内服については、「本当に意味があるのか」「どれくらいで変わるのか」など、不安や疑問を感じる方も多いはずです。ここでは、よくある質問にお答えします。

Q.美容内服はどれくらいで効果が出ますか?

美容内服は即効性のあるものではなく、当院の目安では2〜3か月くらい継続して徐々に変化を感じるケースが多いとお伝えしています(個人差があります)。

これは、肌のターンオーバー(生まれ変わり)のサイクルに合わせて、内側から少しずつ状態が整っていくためです。短期間で判断してしまうと効果を実感しにくいため、ある程度の期間を見て続けることが大切です。

Q.美容内服は本当に意味ないと言われるのはなぜ?

「意味がない」と言われてしまう背景には、短期間で判断してしまうケースや、単体で使用しているケースが多いことが挙げられます。

美容内服は、継続と組み合わせが前提となるケアです。そのため、正しい使い方ができていない状態では、十分な変化を感じにくく、「効かない」と誤解されてしまうことがあります。

Q.市販とクリニック処方の違いは?

市販の美容内服と、クリニックで処方される内服では、成分量や組み合わせ、管理体制に違いがあります。

市販品は安全性を重視して成分量が控えめに設定されていることが多い一方で、クリニック処方では医師の管理のもと、目的に合わせた成分設計で取り入れることができます。そのため、より効率的にアプローチしやすいのが特徴です。

Q.複数の美容内服を一緒に飲んでも大丈夫?

基本的には、適切な組み合わせであれば複数の内服を併用することは可能とされています。

ただし、成分の重複や体質との相性などもあるため、自己判断ではなく医師の指導のもとで取り入れる方が安心です。組み合わせに不安がある場合は、あらかじめ設計されたオールインワン内服を選ぶのもひとつの方法です。

Q.美容内服だけでシミは消えますか?

美容内服は、シミの原因にアプローチし、予防や改善をサポートする役割がありますが、すでにできてしまったシミを完全に消すのは難しいケースもあります。

ただし、メラニンの生成を抑えたり、ターンオーバーを整えたりすることで、これ以上悪化させない・薄くしていくといったサポートは期待できます。必要に応じて、外用や施術と組み合わせることで、より実感につながる場合もあります。

効果の時期・やめたあと・飲み合わせについての質問

美容内服の効果はいつから感じますか?研究ではどのくらいで変化が見られていますか?

当院の目安は2〜3か月くらいです(個人差があります)。肝斑を対象にした研究では、改善は2か月以内に見られたという報告(Lee 2016)や、3か月で重症度スコアが49%減、偽薬では18%減という報告(Del Rosario 2018)があります。いずれも当院の薬の研究ではありません。一般的なシミやそばかすは、内服だけで薄くなる根拠が確認できていません。

美容内服をやめたら、元に戻りますか?

肝斑の研究では、やめたあとに差が縮むことが報告されています。Del Rosario 2018では、3か月の時点で49%減対18%減だった差が、やめて3か月後には26%減対19%減になりました。Lee 2016では再発が27.2%でした。当院では休薬期間は設けておらず、続け方は診察でご相談しています。経過には個人差があります。

市販のトラネキサム酸は「2か月飲んで2か月休む」と聞きました。クリニックの薬も同じですか?

「2か月飲んで2か月休む」は、肝斑の効能を持つ市販のトラネキサム酸製剤の決まりです。医療用のトラネキサム酸の添付文書には、服用期間の上限や休薬の決まりは書かれていません。当院では休薬期間を設けず、診察のうえで続けて飲む方針としています。なお、医療用のトラネキサム酸の承認された効能に、肝斑やシミは入っていません。

ピルを飲んでいても、美容内服は飲めますか?

ピルを服用中の方は、診察でご相談ください。医療用のトラネキサム酸の添付文書の相互作用の欄にピルは出てきませんが、市販のトラネキサム酸製剤では経口避妊薬を服用中の方は「相談すること」とされています。血栓にかかわるほかの事情もあわせてうかがい、医師が判断します。

美容内服に保険はききますか?

当院の美容内服(オールインワン美容内服5合剤・美容内服セット)は、公的医療保険が使えない自由診療です。料金は5合剤のベーシックが月6,000円、パーフェクトが月8,000円、美容内服セット(3種)が30日分6,000円です(いずれも税込)。

続けやすい方法で効果を実感!

美容内服が「効果ない」と感じてしまうのは、決して珍しいことではありません。
しかしその多くは、本当に効かないのではなく、選び方や使い方が合っていないことが原因です。

美容内服は、継続すること、そして成分を適切に組み合わせることによって、はじめて本来の働きを発揮しやすくなります。単体でなんとなく続けるよりも、自分の悩みに合った成分をバランスよく取り入れることが重要です。

とはいえ、複数の内服を自分で管理し続けるのは簡単ではありません。だからこそ、無理なく続けられる方法を選ぶことも、結果を左右する大きなポイントになります。

最後に、受け取り方の整理です。来院して医師の診察を受けたい方は、当院(アルモナクリニック・東京 市ヶ谷)へ。「自分のシミが内服向きかどうかだけ知りたい」というご相談でもかまいません。配送・オンラインでの処方をご希望の方は、下の日本オンラインドクターズをご覧ください。

提携サービス・日本オンラインドクターズは医師が立ち上げたオンラインサービスで、予約はLINEで完結。
事前に問診票を入力いただけば、5分ほどのオンライン診察で処方が完了します。

担当するのは経験豊富な医師なので、わからないことがあっても安心。
公式LINEもあるため、オンライン診察で聞き忘れたことや、診察前に聞いておきたいことがあればいつでもご質問いただけます。

そのほか日本オンラインドクターズのメリットは以下の通りです。

  1. アップセールを目的としていない為、オンライン診察は医師のみで対応
  2. 営利目的ではないため、料金はホームページ記載以外に追加なし
  3. いつでも解約OK、縛りや違約金などはなし
  4. LINEで完結するため、専用アプリのダウンロード不要
  5. 医師が厳選した医薬品のみ処方(国内承認薬のほか、美容内服5合剤のような海外製の医薬品を含みます)

日本オンラインドクターズでは複数の治療薬を取り扱っており、詳しい説明や料金は公式サイトでもご覧いただけます。
診察をしたとしても必ず治療を始めなければいけないわけではないので、少しでもオンライン診療について興味がある方は、ぜひお気軽にご連絡ください。

<美容内服5合剤料金表>

薬剤名1ヶ月定期3ヶ月まとめ定期
🌱ベーシックプラン
(1日2回、1回1錠)
5,800円/月4,900円/月
合計14,700円
✨パーフェクトプラン
(1日3回、1回1錠)
7,980円/月6,600円/月
合計19,800円

※診察料は無料です。
※定期購入は、送料無料・縛りなし・違約金なしです。
(単品購入は送料別途600円かかります。)

美容内服の関連コラム:トラネキサム酸はいつまで飲む?/美容内服の副作用と飲めない人/三合剤・四合剤・5合剤の違い

関連記事:オールインワン美容内服5合剤/美容内服セット/セレックV(IPL光治療)の施術ページ/IPLと美容内服の組み合わせ/サプリの飲み合わせ/IPL(光治療)とは/料金表

この記事の監修者

アルモナクリニック院長

Itsuki Nakayama

中山 樹
切らない美容医療で、あなたの魅力を引き出します

▼資格
美容外科学会員
内科学会員
産業医
日本救急医学会ICLSプロバイダー
アメリカ心臓病学会BLSプロバイダー
アラガン社ヒアルロン酸認定医
アラガン社ボトックス認定医
テストステロン治療認定医
厚労省指定オンライン診療研修

▼学会発表
国際学会 IMCAS China 2026(上海)にて口演発表 2026年8月

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美容医療のプロ

未承認医薬品等に関するお知らせ

未承認医薬品等であること:当院のオールインワン美容内服5合剤は、医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認医薬品です。美容内服セット(トラネキサム酸・トコフェロール・アスコルビン酸)は国内で承認された医薬品ですが、シミ・肝斑・美肌を目的とした使用は、承認された効能・効果とは異なる使い方(適応外使用)です。

入手経路:5合剤は、医師の判断のもと海外から個人輸入により入手しています。美容内服セットの薬は、国内の医薬品卸業者から入手しています。

国内の承認医薬品等の有無:5合剤と同じ成分をすべて1錠に含む国内承認の医薬品はありません。それぞれの成分を含む承認医薬品(トラネキサム酸、アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム、トコフェロール、L-システイン、グルタチオン)は国内にあります。肝斑を効能とするトラネキサム酸の一般用医薬品があります。

諸外国における安全性等に係る情報:トラネキサム酸の内服では、胃腸症状(食欲不振・吐き気・下痢など)、発疹、月経の変化などが報告されており、まれに血栓症の報告があります。5合剤としての安全性については、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

医薬品副作用被害救済制度:万が一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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