ダーマペン4のダウンタイムは何日?薬剤5種の選び方とイソトレチノイン後の間隔を医師が解説

「ダーマペンを受けてみたいけれど、赤みは何日くらい続きますか?週明けに仕事があって……」
「薬剤がいくつもあって、どれを選べばいいのか分かりません。高いほうが効くんですか」
「イソトレチノインを飲んでいます。ニキビ跡の治療はいつから始められますか」
ダーマペン4のご相談では、この3つのご質問をとくによくいただきます。ダーマペンは名前が広く知られている一方で、「ダウンタイムの実際」「薬剤の違い」「ほかの治療との順番」は、調べても答えがばらばらで分かりにくいところです。
先に結論をお伝えします。ダーマペン4の赤みのピークは1〜2日で、1週間ほどで落ち着くのが当院での目安です。メイクは24時間後から。薬剤は悩みに合わせて5種類から選べ、イソトレチノインを飲んでいる方は、やめてから1か月たってから受けていただきます。回数は1か月おきに3〜5回が基本です。
この記事では、アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)の医師が、ダーマペン4の仕組み、ダウンタイムの経過と過ごし方、薬剤5種の選び方と料金、イソトレチノインとの間隔、回数の目安、ほかの施術との組み合わせまでをお話しします。
- ダーマペン4の仕組みと、米国・日本での位置づけ
- ダウンタイムは何日?赤みの経過と、メイク・洗顔・入浴の時期
- 薬剤5種(ハイラアクティブ・CLRローション・ボトックス・ヴェルベットスキン・エクソソーム)の違いと料金
- イソトレチノインを飲んでいる方・飲んでいた方は、いつから受けられるか
- 何回・どのくらいの間隔で受けるか、ほかの施術と同じ日に受けられるか
アルモナクリニックのダーマペン4|4つの特徴
- 麻酔クリームは全員に、料金込みで:追加料金なし。施術後の鎮静パック(シカパック)も含まれます
- 5種類の薬剤を、料金を明示して選べる:0円の標準薬剤から、エクソソームまで。悩みに合わせて回ごとに変えられます
- ボトックス注射と同じ日に受けられる:肌はダーマペン4、表情じわはボトックス注射と、1回の来院でまとめられます
- イソトレチノインのあとまで、つなげて相談できる:繰り返すニキビはイソトレチノイン(提携の日本オンラインドクターズでオンライン処方)、やめて1か月後から跡の治療へ。順番を一緒に組み立てます
当院にはカウンセラーがいません。医師の診察のあと、実際に施術する看護師が直接お悩みをうかがい、そのまま針の深さや薬剤に反映します。話した内容が施術の担当者に伝わらない、ということが起きにくい仕組みです。
ダーマペン4とは|極細の針で、肌が治ろうとする力を引き出す
ダーマペン4は、髪の毛よりも細い針で肌にごく小さな穴をあける、ペン型の施術機器です。こうした方法は「マイクロニードリング」と呼ばれます。オーストラリアのEquipmed社が製造している機器で、「ダーマペン」は同社の製品名です。
小さな傷を治す過程で、肌を内側から整える
肌は、小さな傷ができると、それを治そうとしてコラーゲンなどの材料をつくり直します。ダーマペンは、この「治ろうとする力」を利用する施術です。目に見えないほどの小さな穴を、肌の表面から一定の深さまでまんべんなくあけることで、肌の生まれ変わりを促し、キメ・毛穴・ニキビ跡の凹みなどを少しずつ整えていくことを目指します。
当院のダーマペン4は、針16本・1秒あたり最大1,920個の穴をあけることができ、針の深さは最大3.0mmまで、0.1mm単位で調整できます。おでこ・頬・鼻まわり・首など、皮膚の厚さや悩みは場所によって違うため、同じ顔の中でも深さを変えながら施術します。

深さの決め方は、ざっくりいえば「浅め=肌表面のキメやくすみ」「深め=凹みのニキビ跡など、形の変化」です。深くするほど変化を狙いやすくなる一方で、赤みやダウンタイムも出やすくなります。当院では、医師の診察のあと、施術を担当する看護師がお悩みを直接うかがい、針の深さ、使う薬剤、多めに打つ部位を決めています。
米国ではニキビ跡の改善を目的に販売が認められている機器
ダーマペン4は、米国では販売名「DP4」として、22歳以上の成人の、顔のニキビ跡の見た目の改善を目的に、2022年に米国食品医薬品局(FDA)の「510(k)」という手続きを経て販売が認められています。新しい薬の「承認」とは別の仕組みで、日本で承認されたという意味ではありません。国内での扱いや入手経路は、記事の最後にまとめています。
ダーマペン4のダウンタイムは何日?赤みのピークは1〜2日
ダウンタイムとは、施術のあと、赤みなどで普段どおりに過ごしにくい期間のことです。当院の目安をまとめます。
| 項目 | 当院の目安 |
|---|---|
| ダウンタイム | 数日〜1週間 |
| 赤み | ピークは1〜2日。1週間ほどで落ち着く |
| 腫れ・内出血 | ほとんど出ないが、出た場合は1〜2週間ほどで引く |
| 洗顔・化粧水・乳液 | 施術後6時間は控える |
| メイク | 24時間後から |
| 入浴 | 施術後6時間は控え、強くこすらない |
| 飲酒 | 当日は控える |

当日から1週間の経過
- 当日:施術直後から、顔全体が日焼けのあとのように赤くなり、ほてりやヒリヒリ感が出ます。針の跡に点状の出血がみられることもあります
- 翌日〜2日目:赤みのピークです。メイクは24時間後からできるので、気になる方はこの時期をメイクでカバーしながら過ごします
- 3日目〜1週間:赤みが少しずつ引いていきます。乾燥やざらつき、細かい皮むけを感じる方もいます
- 1週間ごろ:多くの方は赤みが落ち着き、普段の肌に近い状態に戻ります
赤みの強さや続く期間は、針の深さ、施術した範囲、肌の状態によって変わり、個人差があります。大切な予定がある場合は、少なくとも1週間ほど前までに受けておくと安心です。予定に合わせて針を浅めにするなど、ご希望があれば施術前にお伝えください。
こんなときは早めにご連絡を
米国FDAの一般向けの解説では、マイクロニードリングのよくある副作用として、乾燥・ざらつき・赤み・かゆみ・皮むけ・ほてり・内出血・かさぶたなどが挙げられています。多くは時間とともに落ち着くものですが、まれに色素沈着や感染、口唇ヘルペスの再発なども報告されています。
赤みや腫れが日ごとに強くなる、膿が出る、熱をもって痛む、口のまわりに水ぶくれが出た、といったときは、様子を見すぎずにご連絡ください。当院では公式LINEで施術後のご相談を受け付けています。早めに状態を見せていただくほど、対応の選択肢は広がります。
施術後の過ごし方|当日から1週間で気をつけること
ダーマペンのあとの肌は、目に見えない小さな穴がたくさんあいた状態です。次のことに気をつけると、赤みが長引きにくくなります。
- 6時間は洗顔・化粧水・乳液を控える:施術中に塗った薬剤をなじませるためです
- 入浴は6時間後から:顔を強くこすったり、熱いシャワーを長く当てたりしないようにします
- 当日の飲酒は控える:血のめぐりがよくなり、赤みやほてりが強く出ることがあります
- メイクは24時間後から:はじめは低刺激のものを、こすらずにのせる程度にします
- 紫外線を避ける:施術後の肌は日焼けしやすく、色素沈着の原因になります。日焼け止めや帽子で対策します
- 皮むけは無理にはがさない:自然にはがれるのを待ちます
- 刺激の強いスキンケアはしばらくお休み:ピーリング成分やレチノールなど刺激の強いものは、赤みが引くまで控えます
施術のあとは、鎮静作用のあるシカパックを当院で全員におつけしています。ご自宅用のパックを買い足していただく必要はありません。
ダーマペン4は痛い?麻酔クリームは全員に使います
針を使う施術ですので、一定の痛みはあります。感じ方は、チクチク・ジリジリとした刺激と表現される方が多く、針を深くする部位や、皮膚の薄いところでは強めに感じやすくなります。
当院では、施術を受けるすべての方に麻酔クリームを使っています。麻酔クリームの費用は料金に含まれています。クリームを塗って効くのを待つ時間があるため、来院から帰るまでは、施術時間の30分に加えて余裕をみておいてください。痛みをゼロにできるとはお約束できませんが、途中で痛みが強いときは、遠慮なくお声がけください。深さや進め方を調整します。
薬剤5種の選び方|悩み別の向きと料金
当院のダーマペン4では、施術のときに肌に塗る薬剤を、5種類から選べます。ハイラアクティブは追加料金なしの標準で、ほかの4種類はオプションです。
| 薬剤 | 1回の料金(税込) | 当院で◎としている悩み |
|---|---|---|
| ハイラアクティブ | 0円(標準) | まずは肌質・潤いを整えたい方に(◎はなく、幅広く◯) |
| CLRローション | 7,100円 | くすみ、毛穴の開き・黒ずみ、ニキビ跡・ニキビ |
| ボトックス | 7,100円 | 小じわ・ハリ、たるみ毛穴、毛穴の開き・黒ずみ |
| ヴェルベットスキン | 8,100円 | 肌質の改善、小じわ・ハリ、毛穴の開き・黒ずみ |
| エクソソーム | 26,900円 | 肌質・潤い・くすみ・小じわ・毛穴・ニキビ跡まで幅広く(医師のおすすめ) |

料金は、ダーマペン4の施術料金(顔または首 1回目18,100円・2回目以降17,100円)に追加でかかる金額です。高い薬剤ほどよい、というものではありません。何を一番変えたいかで選ぶのが基本です。
肌質・潤いを整えたい方に:ハイラアクティブ(0円)
追加料金なしで使える標準の薬剤です。肌質・潤い・小じわ・毛穴・ニキビ跡と、幅広い悩みに◯をつけています。薬剤は、悩みに合わせてカウンセリングで一緒に選べます。追加料金のかからない薬剤もあるので、費用をおさえたい方も気軽にご相談ください。
ニキビ跡・くすみ・毛穴の黒ずみに:CLRローション(7,100円)
当院の表で、くすみ、毛穴の開き・黒ずみ、ニキビ跡・ニキビに◎をつけている薬剤です。ニキビ跡の凹みと、くすみや毛穴の目立ちが一緒に気になっている方に合わせやすい選択です。
たるみ毛穴・小じわに:ボトックス(7,100円)
ダーマペンであけた小さな穴から、ボトックス(当院ではNABOTA)を肌になじませる方法です。小じわ・ハリ、たるみ毛穴、毛穴の開きに◎をつけています。表情じわを止める注射のボトックスとは、目的も使い方も違います。毛穴の開きと小じわを一緒にケアしたい方に選ばれやすい薬剤です。
肌質全体と小じわに:ヴェルベットスキン(8,100円)
ダーマペンにピーリングの薬剤を組み合わせる方法です。肌質の改善、小じわ・ハリ、毛穴の開きに◎をつけています。24本の比較試験・1,546人をまとめた解析では、マイクロニードリングとピーリングを組み合わせると、単独よりニキビ跡の改善が大きかったと報告されています(Li H ほか, Arch Dermatol Res 2024)。ただし、これは特定の薬剤の銘柄を調べた研究ではありません。
幅広く底上げしたい方に:エクソソーム(26,900円)
当院の表で、すべての悩みに◎をつけている、医師のおすすめの薬剤です。「特定の悩みというより、肌全体のハリやツヤを底上げしたい」「何回か受けてきて、もう一段上を目指したい」という方に向いています。料金が高めなので、毎回ではなく、イベント前など節目の回だけエクソソームにする、という使い方もできます。
医師としての判断を1つ。穴のあいた肌に何を塗るかは、仕上がりにもリスクにも関わります。海外では、施術中に塗った美容液が皮膚の中に入り、しこりやアレルギー反応が出た例も報告されています(Soltani-Arabshahi R ほか, JAMA Dermatol 2014)。当院では、医療機関で中身を確認した5種類の薬剤から、料金も含めて納得して選んでいただいています。迷ったら「何を一番変えたいか」だけ教えてください。看護師・医師が一緒に選びます。
イソトレチノインとダーマペン4|内服をやめて1か月後から
繰り返すニキビの治療で、イソトレチノインという飲み薬を使っている方、これから使う予定の方は、ここをぜひ先に読んでください。
当院では、イソトレチノインを飲んでいる間はダーマペン4を受けられません。内服をやめてから1か月たってから受けていただきます。他院で処方されている場合や、オンライン診療で受け取っている場合も同じです。予約の前、遅くとも診察のときに、飲んでいるかどうか、いつ飲み終えたかをお知らせください。
なぜ内服中は受けられないのか
イソトレチノインは皮脂の分泌を強くおさえる薬で、飲んでいる間は肌や唇が乾燥しやすく、皮膚が薄く傷つきやすい状態になります。この状態で針の刺激を加えると、赤みや炎症が長引いたり、傷の治り方が不安定になったりするおそれがあります。
当院では、内服を終えてから1か月をひとつの区切りとし、そのうえで診察のときに、乾燥や皮膚の薄さが落ち着いているかを確認してから始めています。肌の状態によっては、さらに時期を遅らせることもあります。心配な方は、もっと間をあけていただいてもかまいません。
ニキビとニキビ跡、両方に悩んでいる方の順番
- まずニキビを落ち着かせる:保険診療の塗り薬・飲み薬、または自由診療のイソトレチノイン(当院提携のイソトレチノインのオンライン処方で受け取れます)
- イソトレチノインを飲んでいた方は、内服終了から1か月あける:この間はダーマペン4を受けられません
- 残った凹み・毛穴にダーマペン4:1か月おきに3〜5回が目安。赤みが中心ならセレックVも候補になります。内服を終える時期が決まったら、その1か月後に予約を入れておくとスムーズです
医師としての判断を1つ。新しいニキビが次々にできている時期に跡の治療を始めても、新しい跡が増え続けてしまいます。跡の治療は、まず蛇口を閉めてから。イソトレチノインについては、イソトレチノインはやめた後どうなる?、イソトレチノインで毛穴は改善する?、イソトレチノインはどこで買える?でも詳しくまとめています。
何回・どのくらいの間隔で受ける?
当院の目安は、1か月おきに3〜5回です。肌の生まれ変わりとコラーゲンのつくり直しには時間がかかるため、間をあけながら回数を重ねていきます。
| 悩み | 当院の回数の目安 |
|---|---|
| 肌質・キメ・くすみ・毛穴 | 1か月おきに3〜5回 |
| ニキビ跡の凹み(クレーター) | 基本は3〜5回。凹みが深い場合は5回以上かかることもある |
海外の研究でも、マイクロニードリングの回数は「軽いものは数回、重いものはそれ以上」と幅があり、決まった基準はありません。33本の研究をまとめた報告では、どの研究でもニキビ跡の見た目に改善がみられたとされています(Mujahid N ほか, Dermatol Surg 2020)。また、比較試験12本・414人のまとめでは、ほかの治療と比べて瘢痕の改善が大きく、炎症後の色素沈着も少なかったと報告されています(Shen YC ほか, Aesthetic Plast Surg 2022)。いずれもマイクロニードリング全般の研究で、ダーマペン4だけを調べたものではありません。
医師としての判断を1つ。凹みのニキビ跡は、1回で平らになるものではありません。「何回で、どのくらいの変化を目指すか」を最初に共有し、回を重ねるごとに写真で見比べながら、深さや薬剤を調整していきます。効果の感じ方には個人差があります。
ダーマペン4が向いている悩み・向いていない悩み
「ニキビ跡」とひとくちにいっても、赤み・茶色・凹みでは、合う施術が変わります。ダーマペン4が主役になるのは、主に凹みと毛穴、肌質です。
| 悩み | ダーマペン4の位置づけ | 当院でほかに候補になる施術 |
|---|---|---|
| ニキビ跡の凹み(クレーター) | 主役になりやすい | — |
| 毛穴の開き・キメ・くすみ | 向いている(薬剤で目的を変えられる) | マイクロボトックス、イソトレチノイン |
| ニキビ跡の赤み | 主役ではない | セレックV(IPL光治療) |
| ニキビ跡の茶色(色素沈着) | 補助的 | 美容内服、セレックV、ピーリング |
| 炎症の強いニキビ | おすすめしない | ニキビの治療を先に |
| 肝斑 | 当院ではおすすめしていない | 美容内服など |
ニキビがある日でも、軽いものであれば施術できます。一方で、炎症の強いニキビが多い時期は、針の刺激で悪化させるおそれがあるため、おすすめしていません。また、肝斑(頬に左右対称に出るもやっとしたシミ)は、刺激で濃くなることがあるため、当院では肝斑の治療を目的としたダーマペンはおすすめしていません。赤みのニキビ跡については、セレックV(IPL)はニキビ跡に効く?赤み・茶色・凹みの3タイプ別に解説で詳しくお話ししています。
水光注射とよく比べられますが、水光注射は薬剤を真皮に直接届けることが主な目的です。ダーマペン4は針で微細な穴をあけて肌の再生力を引き出すことが主な目的で、考え方が異なります。
ダーマペン4を受けられない方・注意が必要な方
当院では、次の方にはダーマペン4をおすすめしていません。
- イソトレチノインを内服中の方、内服をやめてから1か月たっていない方
- 炎症の強いニキビが多く出ている方
- 肝斑の治療を目的とする方
このほか、米国FDAの一般向けの解説では、次のような方はマイクロニードリングに注意が必要、または向かないとされています。当てはまるものがある方は、診察のときにお知らせください。
- 出血しやすい方、血液をさらさらにする薬を飲んでいる方
- 妊娠中・授乳中の方
- 施術する部位に、湿疹・皮膚の感染・口唇ヘルペス・ケロイド・いぼ・ほくろなどがある方
- 日焼けをしている方、施術後すぐに強い日差しを浴びる予定のある方
- 免疫をおさえる治療やステロイドの治療、がんの治療を受けている方、血糖のコントロールがよくない糖尿病の方
- 金属(ステンレス)や塗る麻酔にアレルギーのある方
ほかの施術と同じ日に受けられる?間隔の目安
肌の施術をいくつか組み合わせたい方のために、当院の考え方をまとめます。
| 組み合わせ | 当院の目安 |
|---|---|
| ボトックス注射 | 同じ日に受けられます |
| セレックV(IPL光治療) | 2週間以上あける |
| 水光注射 | 2週間以上あける |
| ピーリング | 2週間以上あける |
| イソトレチノイン | 内服をやめて1か月たってから |
表情じわのボトックス注射は、ダーマペン4と同じ日に受けていただけます。「肌の質感はダーマペン4で、眉間や目尻のしわはボトックス注射で」と、1回の来院でまとめて受けられます。一方、セレックV・水光注射・ピーリングは、どれも肌に刺激が加わる施術のため、ダーマペン4とは2週間以上あけていただいています。交互に予定を組むと、通院の回数を無駄にせずに進められます。
また、ダーマペン4を受けた日は、美容内服5合剤(トラネキサム酸・ビタミンCなどを1錠にまとめた飲み薬)を当日価格でご購入いただけます(1か月分まで)。施術で外から、内服で内側から、という組み合わせです。
セルフダーマペン(家庭用)との違い
インターネットでは、自分で使う家庭用の針のローラーやペンも売られています。医療機関のダーマペン4との違いは、主に次の3つです。
- 深さ:医療機関では、診察のうえで悩みと部位に合わせて深さを0.1mm単位で決めます。自己判断で深くすると、傷や色素沈着の原因になります
- 清潔さ:当院では針の部分を使い捨てにしています。使い回した針は感染の原因になります
- 塗るもの:前に触れたとおり、施術中に塗った美容液が皮膚の中に入り、しこりやアレルギー反応が出た例が報告されています。穴があいた肌に何を塗るかは、慎重に選ぶ必要があります
医師としての判断を1つ。肌に穴をあける施術は、「どこまで深く」「何を塗るか」で結果もリスクも大きく変わります。ご自宅での自己施術はおすすめしていません。
ダーマペン4の料金(当院)
| 部位 | 1回目(税込) | 2回目以降(税込) |
|---|---|---|
| 顔全体 | 18,100円 | 17,100円 |
| 首 | 18,100円 | 17,100円 |
料金には、麻酔クリームと、施術後の鎮静パック(シカパック)が含まれています。追加でかかるのは、オプションの薬剤を選んだ場合の薬剤代だけです(ハイラアクティブ0円、CLRローション7,100円、ボトックス7,100円、ヴェルベットスキン8,100円、エクソソーム26,900円・いずれも税込)。自由診療です。
たとえば、顔に3回、すべてハイラアクティブで受けた場合は、18,100円+17,100円+17,100円=52,300円(税込)が目安です。首は顔とは別の部位として料金がかかります。首の横じわや肌質が気になる方は、診察でご相談ください。
ダーマペン4についてよくある質問
- ダーマペン4のダウンタイムは何日くらいですか?
-
当院の目安は数日〜1週間です。赤みのピークは1〜2日で、1週間ほどで落ち着く方が多いです。腫れや内出血はほとんど出ませんが、出た場合は1〜2週間ほどで引きます。針の深さや肌の状態によって個人差があります。
- メイクや洗顔はいつからできますか?仕事は休むべきですか?
-
洗顔・化粧水・乳液は施術後6時間たってから、メイクは24時間後からできます。お仕事を休む必要は基本的にありませんが、翌日〜2日目は赤みが目立ちやすいため、人前に出る予定がある方は日程を調整すると安心です。
- イソトレチノインを飲んでいます。ダーマペン4はいつから受けられますか?
-
当院では、イソトレチノインの内服中は受けられません。内服をやめてから1か月たち、診察で肌の乾燥や薄さが落ち着いていることを確認してから始めます。他院やオンライン診療で処方されている場合も同じですので、診察のときにお知らせください。
- 薬剤はどれを選べばいいですか?
-
薬剤は、悩みに合わせてカウンセリングで一緒に選べます(追加料金0円のハイラアクティブもあります)。目安としては、ニキビ跡・くすみ・毛穴の黒ずみならCLRローション(7,100円)、たるみ毛穴・小じわならボトックス(7,100円)、肌質と小じわならヴェルベットスキン(8,100円)、全体を底上げしたい方はエクソソーム(26,900円)が目安です(いずれも税込)。施術前に看護師・医師と相談して決めます。
- ニキビ跡の凹みは何回で変わりますか?
-
当院の基本は1か月おきに3〜5回です。凹みが深い場合は、5回以上かかることもあります。1回で平らになるものではないため、回を重ねながら写真で変化を確認し、針の深さや薬剤を調整していきます。効果の感じ方には個人差があります。
- ほかの施術と同じ日に受けられますか?
-
ボトックス注射は同じ日に受けられます。セレックV(IPL光治療)・水光注射・ピーリングは、肌への刺激が重なるため、ダーマペン4とは2週間以上あけていただいています。
- ダーマペン4は日本で承認されていますか?
-
日本では承認を受けていない医療機器で、当院では国内の代理店を通じて個人輸入により入手しています。米国では販売名「DP4」として、成人の顔のニキビ跡の見た目の改善を目的に、2022年にFDAの510(k)という手続きで販売が認められています(日本での承認を意味するものではありません)。詳しくは記事の最後をご覧ください。
まとめ|ダウンタイムは1週間ほど。薬剤は悩みで、時期はイソトレチノインとの間隔で決める
- ダーマペン4は、極細の針で小さな穴をあけ、肌が治ろうとする力を引き出す施術。針の深さは0.1mm単位で調整する
- 赤みのピークは1〜2日、1週間ほどで落ち着くのが目安。洗顔は6時間後、メイクは24時間後から
- 麻酔クリームは全員に使い、料金に含まれる。シカパックも込み
- 薬剤は5種類。ハイラアクティブ0円、CLRローション・ボトックス7,100円、ヴェルベットスキン8,100円、エクソソーム26,900円(税込)
- イソトレチノインは内服中は受けられず、やめて1か月後から
- 回数は1か月おきに3〜5回。深い凹みは5回以上かかることもある
- ボトックス注射は同じ日にOK。セレックV・水光注射・ピーリングは2週間以上あける。肝斑にはおすすめしていない
- 医師の診察のあと、施術する看護師が直接お悩みを聞き、針の深さと薬剤を決める
効果の感じ方には個人差があります。アルモナクリニック(東京・市ヶ谷)では、医師の診察で、ニキビ跡が凹み・赤み・茶色のどれが中心か、ダーマペン4が合うのか、ほかの施術やニキビの治療が先なのかを確認してから、看護師が針の深さと薬剤を一緒に決めていきます。「どの薬剤がいいか分からない」「イソトレチノインを飲み終えたばかり」という段階でもかまいません。お気軽にご相談ください。
関連記事:ダーマペン4の施術ページ/セレックVはニキビ跡に効く?/水光注射のダウンタイムと薬剤の選び方/エクソソーム点滴の効果とは?/イソトレチノインのオンライン処方/イソトレチノインで毛穴は改善する?/美容内服5合剤/料金表
未承認医薬品・医療機器に関するお知らせ
未承認医薬品・医療機器であること:当院で使用するダーマペン4は、医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医療機器です。また、薬剤塗布で使用するボトックス(NABOTA)およびエクソソームは、医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医薬品等です。
入手経路:医師の判断のもと、国内の代理店を通じて個人輸入により入手しています。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報は、厚生労働省のページ(https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/)をご確認ください。
国内の承認医薬品等の有無:当院が確認した範囲において、同一の性能を有する国内で承認された医療機器はありません。ボツリヌス製剤には国内承認品がありますが、皮膚に塗布する用法は承認されていません。
諸外国における安全性等に係る情報:ダーマペン4はオーストラリアEquipmed社が製造しています。米国では、販売名「DP4」として、22歳以上の成人の顔のニキビ跡の見た目の改善を目的に、2022年にFDAから510(k)により販売が認められています。赤み・乾燥・皮むけ・内出血・色素沈着・感染などが報告されています。なお、米国FDAは、マイクロニードリング機器を薬剤等を肌に届ける目的では認めていません。薬剤の塗布については、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。
医薬品副作用被害救済制度:万が一重篤な健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
